
横浜F・マリノスのスポンサーである『日産自動車』は経営再建中である中、シティ・フットボールグループ(CFG)との提携を解消した模様。横浜FMの今後に影響が出るか、注目が集まっている。
CFG公式サイトの公式パートナー一覧では、9月8日時点で日産の名前が削除。両者が契約解消で合意に達した可能性が取りざたされると、海外メディア『スポーツビジネス』は22日に、「日産がCFGとのスポンサー契約を終了」と報道。契約終了の背景について、「収益性回復に向けた厳しいコスト削減策の一環」と伝えたが、横浜FMの経営権に関しては触れていない。
また、22日時点でCFGのクラブ一覧に横浜FMの名前は記載。CFGは横浜FMの株主であり、およそ20%を保有しているが、日産とCFGの契約解消による株式の行方も注目ポイントのひとつに。CFGが横浜FMを完全買収する可能性や、横浜FMが身売りとなる可能性などが考えられるが、日産から同クラブの今後について22日時点でも公式発表はない状況だ。
日産は2014年にCFGとパートナーシップ契約を締結。横浜FMに対するCFGの協力、ノウハウやネットワークの提供が契約内容に記載されていたほか、日産はマンチェスター・シティやニューヨーク・シティ、メルボルン・シティなど、CFG傘下の複数クラブを支援。2019年には親善試合の横浜FM対マンチェスター・シティに先駆けて、パートナーシップ契約が更新されていた。
横浜市にある横浜国際総合競技場の命名権を巡っても、大幅な命名権料の減額により契約更新の可能性が取りざたされている日産。横浜FMの経営に対する影響が最小限にとどまることを願うばかりだ。
コメントランキング