
新天地メルボルンで迎えるACLE挑戦
2025年8月、金森はオーストラリアの強豪メルボルン・シティへ移籍した。クラブはシティ・フットボール・グループの傘下にあり、攻撃的なスタイルと若手育成に定評がある。金森には背番号10が与えられ、攻撃の中心として期待されている。
ACLEでは9月16日に行われたグループステージ第1節サンフレッチェ広島戦に出場。右サイドを主戦場に、相手ディフェンスの背後を突く動きやカットインからのシュートで攻撃に絡んだ。試合は0-2で敗れたものの、積極的に仕掛ける姿勢はチームに可能性を感じさせる内容だった。
スピードとドリブル突破、相手を引き付けるポジショニング、さらには前線からの献身的な守備が特徴の金森。攻守にわたってチームに貢献できる点は、メルボルンの攻撃的スタイルに見事合致している。一方で課題はフィニッシュ精度と決定力の安定であり、ACLEでの経験がこれらを磨く絶好の機会となるだろう。
アジア各国のトップクラブが集うACLEは、国際的注目度も高い。ここでのパフォーマンスは、オーストラリア国内での評価に直結するだけでなく、日本人選手としての存在感を示す場にもなるだろう。新天地で背番号10を背負う挑戦は、キャリアの新たなステージを切り拓き、アジアの舞台で実力を示すチャンスとなっている。

31歳で新たな舞台へ
31歳での海外移籍は、金森にとってキャリアの重要な転機だ。国内で培った勝負強さやドリブル突破力、鹿島や鳥栖で学んだ戦術眼は、すべてが新天地での挑戦につながっている。ACLEという国際舞台で結果を残せるかどうかが今後の評価を左右するだろう。
地元福岡で“博多のプリンス”として愛された経験や鳥栖時代に見せた勝負強さ、そしてメルボルンで迎える新たな環境。すべての経験がプレーの厚みとなり、新たな挑戦のステージで生かされるはずだ。
ピッチ外でも福岡市内でラーメン店を経営し、2025年夏には第一子が誕生するなど、人生の節目を迎えている金森。生まれ育った福岡から国内各地で経験を積み、31歳でオーストラリアへ。サポーターから愛され、勝負強さを示し続けてきた“博多のプリンス”の歩みは、多くの人々の記憶に刻まれている。これからどんな結果を残し、どのような物語を紡いでいくのか。金森健志の挑戦は、いままさに始まったばかりである。
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