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金森健志の新たな挑戦!背番号10でメルボルンからACLEへ【2025/26】

金森健志 写真:Getty Images

9月16日に開幕したAFCチャンピオンズリーグエリート2025/26(以下ACLE)。日本からはヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、町田ゼルビアの3クラブが参戦しており、その活躍が注目されている。

そんな中、背番号10を背負い31歳にして初めてアジアの頂点を争う大会に挑む選手がいる。8月6日にアビスパ福岡からオーストラリアのメルボルン・シティへ加入したMF金森健志だ。ここでは、金森のキャリアやプレースタイル、オーストラリアで迎えるACLE挑戦について紹介する。


金森健志 写真:Getty Images

福岡で育った金森健志の原点

1994年4月4日、福岡県に生まれた金森健志は、地元の筑陽学園高校を経て2013年に当時J2のアビスパ福岡へ加入。同年の開幕戦でJリーグデビューを果たすと次第に試合での存在感を増し、攻撃の中心を担う存在として期待を集めるようになった。

スピードを生かしたドリブル突破や試合の流れを変える動き、さらには前線からの果敢なプレスなど、ゴールやチャンスメイクといった決定的な仕事が評価され、サポーターからも熱い支持を受けた。地元出身の生え抜き選手としてピッチに立つ姿は、やがて“博多のプリンス”と呼ばれるまでになり、福岡サポーターのみならず地域全体から親しまれる存在となった。

その親しみやすいキャラクターと確かな実力は、試合での勝負強さにも表れ、チームに欠かせない存在として確固たる地位を築いた。2014年にはキャリアハイとなるシーズン9得点を記録し、翌2015年には就任1年目の井原正巳監督の下で32試合に出場。福岡の5年ぶりとなるJ1昇格に大きく貢献した。


金森健志 写真:Getty Images

鹿島・鳥栖での経験がもたらしたもの

福岡での活躍が認められた金森は、2017年に鹿島アントラーズに移籍。ところが、J1屈指の強豪クラブで国内外で実績を残してきた鹿島での挑戦は容易ではなく、出場機会は限られた。それでも、戦術理解やポジショニング、試合の組み立て方を学ぶ日々は貴重な経験となり、プロとしての規律や戦術眼は、この期間に大きく磨かれた。

2019年にはサガン鳥栖へ期限付き移籍。ここで出場機会を増やし、攻撃のオプションとして一定の役割を果たした。数字以上に評価されたのは「勝利に貢献する選手」としての姿勢であり、局面を打開する突破力やチームへの献身的なプレーは、彼の重要な武器としてさらに磨かれた。

金森は2021年、古巣である福岡に復帰。スピードあふれるドリブルや前線からのプレスは健在で、チームの攻撃を支える重要な役割を担った。特に印象的だったのは、2023年8月6日に行われたJ1第22節の鳥栖戦だ。”九州ダービー”として注目を集めた試合にスタメン出場した金森は、前半終了間際に先制点をマーク。そのゴールが決勝点となり、福岡は1-0で勝利を収めた。古巣の鳥栖サポーターの前で決めた一撃は、鹿島や鳥栖での経験を糧に成長した姿を示す象徴的なゴールであった。

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名前:Nao
趣味:サッカー観戦、お酒、子供が所属するサッカークラブの応援
2023年からライターとしての活動を始めました。プライベートでは3人の男児の父親、個人ブログ「FootballAnalysis」を運営しています。サッカーがある日常、特に試合がある日の街の風景やスタジアム周辺の雰囲気が大好きです。多くの人にサッカーの楽しさを知って頂ける記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

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