
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第1節が9月18日に行われ、オランダ1部エールディビジのアヤックスは、セリエAのインテルにホームで0−2で敗れた。今2025/26シーズンからアヤックスへ加入した日本代表DF板倉滉は、待望のCLデビューを果たしたものの、チームは昨2024/25シーズンのCL準優勝クラブを前に力不足を露呈した。
そのアヤックスは今シーズンに向け、板倉を守備強化の切り札として獲得した。その一方で、この補強が若手DFディエス・ヤンセの一時的な退団を招く結果となった。
ヤンセは19歳のセンターバックで、今シーズン開始前にエールディビジのフローニンゲンへ期限付き移籍。すでに同クラブのディック・ルッケン監督から高い評価を受けており、プレー内容にも称賛が寄せられている。
ヤンセは昨2024/25シーズンにフランチェスコ・ファリオーリ監督の下でアヤックスのトップチームに帯同し、公式戦6試合に出場した。将来を期待されている同選手だが、現アヤックスのヨン・ハイティンハ監督からの信頼は限定的だった。さらにDFヨレル・ハトが、プレミアリーグのチェルシーに移籍し、DFダニエレ・ルガーニがセリエAのユベントスへ復帰したことで、クラブは守備の中心として板倉を迎え入れた。
ヤンセ自身も移籍の背景を明かしていることをオランダメディア『FootballTransfers NL』が伝えている。
「昨シーズンは何度かトップレベルでプレーする機会を得た。今年はそれを毎週経験することが次のステップになる。フローニンゲンならそのチャンスを得られる」と語った上で、「DFユーリ・バースが非常に良いパフォーマンスをしていて、そこに板倉が加わった。だから他で出場時間を得ることが自分の成長にとって最善だと分かった」と説明している。
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