Jリーグ ガンバ大阪

ガンバ大阪が狙うべき夏の補強候補4選【J1リーグ2025】

写真:Getty Images

8月11日までに全チームが第25節を消化した2025明治安田J1リーグ。現在11位(勝ち点34、得失点差-5)のガンバ大阪(以下、G大阪)は、総失点が「34」でセレッソ大阪と並びリーグ5番目の多さとなっており、守備面に課題を抱えている。

そんな矢先、8月12日に衝撃のニュースが飛び込んできた。G大阪の公式HPで、ボランチの主力MFネタ・ラヴィが同じJ1のライバル町田ゼルビアへ完全移籍することが発表されたのだ。

攻守の要としてチームの心臓部を担ってきたネタ・ラヴィの退団は、G大阪にとって大きな痛手。ボランチの層は一気に薄くなった印象だ。

2025シーズンの第2登録期間(移籍ウィンドー)締め切りが8月20日に迫る中、G大阪はネタ・ラヴィの代役確保に向け、補強に動くことが予想される。ここでは、G大阪が今夏の補強で獲得すべき4選手を紹介する。


田中聡 写真:Getty Images

田中聡(サンフレッチェ広島)

湘南ベルマーレやKVコルトレイク(ベルギー)でのプレーを経て、今シーズンからサンフレッチェ広島に所属しているMF田中聡。2020シーズンは特別指定選手ながら、持ち前の球際の強さを武器に17試合へ出場。翌2021シーズンはプロ1年目ながら36試合で2ゴールを挙げ、早くもチームに欠かせないボランチへと成長した。

2022シーズン途中にはベルギーのコルトレイクへ期限付き移籍を果たすも、ベンチ外となる試合が続き、挫折を経験。2023年6月には残留争いの渦中にあった湘南へ復帰し、加入後は守備の安定度を高め、J1残留に大きく貢献した。翌2024シーズンもリーグ33試合で5ゴールを記録するなど、J1屈指のボランチとして評価を高めた。

今シーズンからはA代表入りと海外再挑戦を目指して広島に完全移籍。ここまでリーグ戦16試合に出場しているが、怪我の影響などもありコンディションはまだ万全でない。同ポジションにはMF中島洋太朗というライバルもおり、今後も熾烈なポジション争いが予想される。町田へ移籍したネタ・ラヴィの後継者として、G大阪が獲得に動く可能性は十分にありそうだ。


山本理仁 写真:Getty Images

山本理仁(シント=トロイデンVV)

東京ヴェルディの下部組織で育ち、2019シーズンには高校2年生ながら飛び級でトップチーム昇格を果たしたMF山本理仁。足元の技術とパス精度の高さを武器に主にボランチでプレーしており、2019シーズンから4年間でJ2リーグ通算104試合に出場、3ゴール5アシストを記録。チームの司令塔として活躍し将来を期待されていたが、2022年7月にG大阪へ完全移籍した。

そのわずか1年後の2023年7月には、ベルギーのシント=トロイデンVVへ期限付き移籍。G大阪は当初この移籍に難色を示していたが、最終的には山本の意思を尊重し移籍が実現した。

移籍後の2023/24シーズンは28試合に出場したが、翌2024/25シーズンは18試合と出場機会がやや減少している。チーム状況やオファー次第では、山本がG大阪へ復帰する可能性も考えられる。

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名前:Yusuke Sueyoshi
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