
染野唯月(東京ヴェルディ)
約3シーズンの期限付き移籍を経て、昨2024シーズンより鹿島アントラーズから東京ヴェルディへ完全移籍したFW染野唯月。高校2年時の第97回全国高校サッカー選手権大会の準決勝で、当時絶対的な強さを誇っていた青森山田高校相手にハットトリックを達成するなど、高校年代ではナンバーワンストライカーの評価を受け、未来の日本サッカー界を背負う逸材として鹿島へ入団。しかし、入団後は層の厚さに阻まれ、出場機会に恵まれなかった。その後、東京Vへ2度のレンタル移籍を経験する。
2度目の期限付き移籍で東京Vに加入した2023年は、シーズン途中での移籍ながらJ2リーグで18試合出場6ゴールをマークした。さらに清水エスパルスとのJ1昇格プレーオフ決勝では、昇格を決定づけるPKキッカーを務めるなど、チームの中心選手として活躍。
東京VがJ1に昇格した昨2024シーズンも、ゴール前での巧みなポジショニングで相手DFを困惑させ、36試合出場6ゴールでチームのJ1残留に貢献。今シーズンは22試合に出場し2ゴール2アシストを記録しているものの、先発は9試合のみと出場時間は減少している。覚醒が待たれる23歳の点取り屋に大宮がオファーを出す可能性は高そうだ。

マテウス・ペイショット(ジュビロ磐田)
ウクライナやブラジルの複数クラブを経て、2024シーズンからジュビロ磐田でプレーしているFWマテウス・ペイショット。昨シーズンは加入1年目ながら36試合に出場し7ゴール2アシストをマークしている。Jリーグでも持ち前の敏捷性とフィジカルの強さは証明済み。前線でボールを収めることが出来るほか、カウンター時には空きスペースに瞬時に入り得点機会を作り出す。
今シーズンはJ2リーグで22試合出場8ゴール2アシストを記録しているものの、同ポジションのFW渡邉りょうやFW佐藤凌我の前に直近1カ月はベンチスタートが続いている。
大宮が6月10日に首位の水戸ホーリーホックからMF津久井匠海を獲得したように、同カテゴリーで昇格争いを繰り広げるライバルチームから選手を獲得すれば、相手の戦力ダウンにも繋がる。FWの補強が急務となる中、ペイショットも有力なターゲットの一人と見ていいだろう。
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