
ハットトリックでJ3月間MVP獲得
2025シーズンの小林は、個人・チームともに初舞台のJ3でも結果を出す。開幕戦からスタメンでフル出場。第3節のFC大阪戦でJリーグ初ゴールを挙げると、その後も得点を重ねた。
4月20日に行われた第10節福島ユナイテッド戦では、前半11分にセンターサークル内からの独走ドリブルでゴールを決め先制点を獲得。さらに後半には、絶妙なポジショニングでこぼれ球を押し込み得点を重ねると、その直後にも相手DFとGKが混乱する場面から一瞬の隙を見逃さず3点目を挙げ見事ハットトリックを達成した。
ドリブル、スピード、ポジショニング、判断力、ゴール前での決定力と、FWとして必要な能力全てをこの1試合で示し2025年4月のJ3月間MVPを獲得した小林は「チームの結果も含め、まだまだ満足はしていません。もっと貪欲にゴールを狙い続けて、ファン・サポーターの皆さんと勝利を分かち合いたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。」と語っている。
この活躍の一方で、チームは現在20チーム中15位と決して好調とは言えない状況。小林がこのままゴールを量産し続けられれば、高知の上位浮上も夢ではないだろう。

個人昇格への期待
ここまで13試合で10得点とJ3得点ランキングトップに立つ小林は大きな注目を集めており、SNSなどでは「個人昇格しそう」「レベチやん」「爆速エースストライカー」などの声も見受けられる。今後の移籍市場では複数のクラブが関心を寄せるだろう。
高知に加入した2023年には、ホームセンターに勤務しながらサッカーをしていた小林。J3昇格後の現在も勤務し続けているかは定かでないが、地方クラブからJリーグ最高峰へと歩みを進める彼のストーリーは、多くのサッカー選手の夢を体現したものと言えるだろう。
JFLからJ3へ。今後はJ1や海外クラブ、さらには日本代表へと駆け上がることも予想される小林。高知での成功を土台に、世界でも通用する日本人ストライカーになる日も遠くなさそうだ。
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