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名古屋グランパス長谷川健太監督解任の予兆?G大阪時代との共通点が話題に

長谷川健太監督 写真:Getty Images

 名古屋グランパスは4月12日に行われた明治安田J1リーグ第10節で、ガンバ大阪に0-2で敗北。長谷川健太監督の解任を求める声が再び湧き起こっているが、この一戦のスタッツがG大阪時代の監督退任直前の試合内容に似ていると、ネット上で話題になっている。

 名古屋はG大阪戦で無得点に終わったが、シュート2本、枠内シュートゼロ、ゴール期待値およそ0.10。これに対して、G大阪はシュート15本、枠内シュート6本、ゴール期待値およそ1.80と、攻撃面で圧倒的な差をつけられたことは一目瞭然だ。

 G大阪対名古屋のスタッツが、スクリーンショットによりネット上で拡散されると、G大阪監督退任直前の2017シーズンと比較する声が。共通点として、攻撃の停滞が挙げられている。

 また、2017年11月18日に行われたJ1第32節の川崎フロンターレ対G大阪では、長谷川監督率いるG大阪が0-1で敗北。この試合でも、川崎のシュート本数が25であるのに対して、G大阪がわずか1と、攻撃陣が機能しなかった。このようなスタッツをもとに、シュート本数やゴール期待値といった攻撃面の内容の乏しさが、長谷川監督解任の予兆だと主張するコメントも散見されている。

 長谷川氏はG大阪監督時代、2014シーズンにJ1、ナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)、天皇杯を制覇。2015シーズンにも天皇杯優勝と、同クラブに黄金期をもたらしたが、2017シーズンはリーグ戦で10位という結果に終わっていた。

 G大阪戦で敗れ、2勝2分6敗とJ2降格圏を抜け出せていない名古屋。皮肉にも古巣対戦での試合内容に、長谷川監督の能力が反映されているかもしれない。