プレミアリーグ リバプール

レッドブルで新たな役割を担うクロップ氏、約1年ぶりにリバプールへ

アンフィールド 写真:Getty Images

 2015年から2024年までプレミアリーグのリバプールで指揮をとったユルゲン・クロップ氏が、クラブの本拠地アンフィールドを約1年ぶりに訪れる見通しとなった。UKメディア『The Athletic』によれば、今2024/25シーズンの最終節、5月26日に行われるクリスタル・パレス戦の観戦に招かれているとのことだ。

 現在はレッドブルのグローバルサッカー部門責任者という肩書で活動しており、指導現場から離れているものの、別の立場からサッカー界に関与し続けているクロップ氏。昨2023/24シーズン限りでリバプールの監督を退任して以降本拠地での観戦はしておらず、今回が初の再訪になることで関係者やファンの注目を集めている。

 パレス戦の他、5月23日にはリバプール大聖堂で開催されるリバプール財団の公式祝賀会にも出席予定。昨2024年夏の退任時に名誉アンバサダーとなって以降、初の公式行事出席となる。

 クロップ氏は3月、ケープタウンで開かれたチャリティイベントに出席した際「(リバプールの)優勝が決まっていれば行くつもりだった」と述べ、「戻って初めての試合で負けたら嫌だから、すべてが決まってから行きたい」と語っていた。

 現時点で2位のアーセナルに勝ち点11差をつけて首位を走るリバプール。仮にタイトルが確定すれば、彼の再訪はシーズン終盤を象徴する出来事として記憶されるだろう。なお、リバプールは4月6日のフラム戦(2-3)で敗れており、敗北が続くようだと最後まで緊張感のある戦いが続く可能性もある。