Jリーグ

柏に敗戦でG大阪ポヤトス監督と新戦力ヒュメットに厳しい声

ガンバ大阪 写真:Getty Images

 4月6日に行われたJ1リーグ第9節で、ガンバ大阪は柏レイソルに0-1で敗れた。柏は前半32分にMF小泉佳穂が決めた一発を守り抜き、5試合ぶりとなる白星を手にした。

 G大阪にとっては、前節の町田ゼルビア戦(0-1)に続く2連敗。順位は14位に後退し、降格圏に近づいてきた。攻守ともに精彩を欠き、低迷するチームの現状にファンの不満が爆発。批判の矛先は主に就任3年目となるダニエル・ポヤトス監督に向けられた。

 「戦術の積み上げが見えない」「交代が遅い」「監督として限界」などの声がSNS上に並び、試合後の監督コメントで自らに責任があると語ったことについても、「3年目でこの内容では言い訳にならない」と厳しい反応が続いた。また、前半からボール保持を狙ったスタイルが結果に結びつかず、守備の組織化もままならないまま敗れた展開に、「これでは残留争いに巻き込まれる」との危機感も広がっている。

 さらに今2025シーズンの新戦力として加入したFWデニス・ヒュメットへの批判も目立つ。3.5億円とも報じられる移籍金に見合う活躍が見られない点が指摘され、「得意なプレーが何か分からない」「もっと強引にシュートを狙う姿勢を見せてほしい」といったコメントが。

 特にこの柏戦でヒュメットはチャンスに絡む場面がほとんどなく、交代も後手に回ったことで、「なぜ早く下げなかったのか」とポヤトス監督の采配への不信も高まっている。

 次節(4月12日)はホームで18位の降格圏に沈む名古屋グランパスと戦うG大阪。今シーズン不調の名古屋に敗戦しようものなら、ポヤトス監督の進退問題が現実味を帯びる可能性もある。ファンの間では「解任すべき」との意見も広がっており、3年目のシーズンはリーグ序盤戦にして早くも正念場を迎えているようだ。