
4月5日、横浜FCは2025明治安田J1リーグ第9節清水エスパルス戦(同月6日ニッパツ三ツ沢球技場にて開催)を前に囲み取材を行った。
同2日に行われた第8節のヴィッセル神戸戦では、湘南ベルマーレから完全移籍で加入したばかりのFWルキアンを先発起用。横浜FCはルキアンにボールを集め攻撃を展開するも決定機を演出できず。試合終了間際、神戸のFWエリキに一瞬の隙を突かれ先制点を献上した。試合はそのまま0-1で終了。第7節名古屋グランパス戦に続き2連敗を喫した横浜FCは、順位を大きく落とした(第8節終了時18位)
惜しい敗戦となった神戸戦を振り返るとともに6日に迫った清水戦へのポイントなどについて四方田修平監督に訊いた。

気持ちを切り替えて前へ
―第8節の神戸戦後、選手たちにどんなことを伝えましたか?
四方田監督:神戸戦に負けて2連敗となってしまったので、気持ち的に残念でがっかりしていました。選手たちには「試合はすぐあるので切り替えないといけない。負けた悔しさを晴らせるのは試合の結果しかないので、清水戦で悔しさを晴らそう」と伝えました。
―神戸戦を振り返っていかがですか?
四方田監督:結果は伴いませんでしたが、内容的にはやれていたところもたくさんあったのでポジティブに捉えていきたいです。(神戸戦で得た)成果や成長を実感した中で次に進んで更に良くなっていくためにやらないといけない。
―「ポジティブに捉えて」という言葉がありましたが、やれていたところや選手たちに植え付けていきたいところなどありましたら具体的に教えてください。
四方田監督:守備は今までやってきた「全員で組織的に」とか「ハードワークして」とかそういうところで大きなピンチは少なかったですし、FWの大迫(勇也)選手にシュートを打たせなかったという所はうまく守れたんじゃないのかなと思います。
相手のタイプによってですが、色々な対応をしていきたいです。繋いでくるチームであれば、さらに自分たちから奪いに行って攻撃に繋ぐなど、今後もレベルアップしていきたい。攻撃に関しては前線の収まりからチャンスを作っていく所とか、相手が持っている時間が長かったので攻撃のチャンスが多かったかというとそうではなかったですが、これまであまりなかったような前線の収まりからチャンスを広げていくとか、相手のプレッシャーを上手く剥がせていた部分などを増やしていければと思います。
―惜しい試合を繰り広げる中で、選手の捉え方や受け止め方など監督の目にはどのように映っていますか?
四方田監督:良いゲームをできたからこそ勝ちたかったし、最低引き分けて勝ち点1を取りたかった。でも得られなかったところでの落胆は大きかったのかなと思います。ただ、日に日に(気持ちを)切り替えていますし、今日で言うとほぼ神戸戦のことは頭の中から離れています。清水戦に向けて集中出来ているのかなと思います。

昇格組・清水との対戦について
―次節対戦する清水エスパルスは昨シーズンのJ2で優勝したチームですが、今シーズンここまでの印象や昨シーズンとの違いについて教えてください。
四方田監督:大きくは変わっていないですけど、新たに加わった選手を含めてレベルアップをしているなと感じます。(ピンポイントで)ここがというよりは攻守両面で総合力やまとまりが更に上がっているなという印象です。攻撃は相変わらず乾(貴士)選手が個人で剥がしていく場面であったり、チャンスを構築していくところは特徴としてあると思います。守備に関して言えば、去年より意識もそうですし堅くなっているなという印象です。
―清水は4バックでも3バックでも戦えて試合中もフォーメーションを変更してくる事が特徴ですが、そういった相手に対してどのように戦っていきたいですか?
四方田監督:今までやったことがないケースではないので、そこはここまでの経験で対応は出来るとは思います。ただ、簡単なものは何もないです。個々のスキルも乾選手を筆頭にスキルがある選手たちばかりですので、そういう意味では組織的に清水の攻撃陣を抑えていきたいと思っています。
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