
横浜FC所属FW鈴木武蔵の古巣であるKベールスホットVAは、DF谷口彰悟ら日本人選手を多く擁するシント=トロイデンVV(STVV)などとベルギー1部残留プレーオフを戦う中、クラブ解散の危機に直面している模様。日本人投資家グループによる買収の可能性も報じられているが、現時点で先行きは不透明だという。
ベールスホットの現状については、ベルギーメディア『Het Nieuwsblad』が3月24日、日本人投資家グループによる買収の可能性を報道。同クラブは現在、サウジアラビアの『ユナイテッド・ワールド』が保有しているが、2200万ユーロ(約35億8,000万円)の負債を抱えているとのこと。日本人投資家グループが買収するとなれば、この負債全額を引き受けることになるという。
しかし『HLN』は4月4日に「クラブと日本人投資家グループの協議は進行中だが、交渉の行方は不透明であり、破談の可能性がある」とリポート。ユナイテッド・ワールドはクラブの売却を強く望んでいるという。
また、ベールスホットは現在ホームスタジアムの保有権を有しておらず、自前のトレーニング施設もなし。KVオーステンデ元幹部の協力を得て、ライセンス問題の解決に取り組んでいるが、4月中旬までにライセンスを取得できない場合、クラブ存続を目指す上で売却による負債の解消は避けられないようだ。
売却先が見つからない場合、2025/26シーズンのベルギー国内リーグへ参戦できない可能性が極めて高いベールスホット。クラブの行方は日本人投資家グループの出方に委ねられているかもしれない。
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