日本代表・海外組 サウサンプトン

サウサンプトン、日本代表DF菅原由勢の残留を期待していない?

菅原由勢 写真:Getty Images

 セリエAのナポリが、夏の移籍市場でプレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表DF菅原由勢の獲得を狙っているようだ。イタリアメディア『Calciomercato』がナポリの関心を報じている。

 今2024/25シーズン、菅原はサウサンプトンで右サイドバックおよび右ウイングバックとして起用され、これまでに全コンペティションで28試合に出場し1ゴール1アシストを記録。しかし、クラブは現在プレミアリーグで最下位に沈んでおり、17位のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズとは17ポイント差をつけられている状況だ。

 サウサンプトンは降格が濃厚とされており、菅原の契約は2028年まで残っているものの、クラブ側は「来2025/26シーズンも残留させられるという大きな期待は持っていない」という。

 一方でナポリは、スポーツディレクターのジョヴァンニ・マンナ氏が菅原獲得に向けて強く働きかけており、来シーズンのDFジョバンニ・ディ・ロレンツォのバックアップとして“即座に獲得オプションを発動”したとされる。

 右サイドバックの菅原は、オランダ1部のAZアルクマールで5年間(2019-2024)プレーした後、2024年7月にサウサンプトンへ移籍。当時セリエAのインテルも強い関心を示していたが最終的には撤退し、その結果としてサウサンプトンが獲得に踏み切った。

 なお、同メディアによれば、ナポリが菅原を完全移籍で獲得するには、1,200万ユーロ(約19億4,439万円)の移籍金が必要とのことだ。