
オランダ1部エールディビジ第27節、NECナイメヘン対AZアルクマールの一戦が3月30日に行われ、3-3の引き分けに終わった。この試合で途中出場したナイメヘンのFW塩貝健人は、投入からわずか6分後の63分にヘディングでゴールを決めスコアを2-3に。ナイメヘンはその後さらに1点を加えて引き分けに持ち込み、塩貝は貴重な勝ち点1獲得に貢献した。
そんな中、オランダメディア『Omroep Gelderland』が実施した投票では、塩貝の先発起用を支持する声が約65%に上り、同クラブに所属する日本代表FW小川航基の23%、J1の浦和レッズ(2022-2024)でも活躍したFWブライアン・リンセンの12%を大きく上回った。
塩貝の出場時間は限られているものの、負傷離脱中の小川やベテランのリンセンよりも最近の試合では得点を重ねており、その決定力がファンの支持を集めている。
また、塩貝は今2024/25シーズン交代出場から公式戦4得点を挙げているが、そのすべてが試合のスコアを「2-3」または「3-2」に変えるゴールだったことも指摘されている。
2月のPSVアイントホーフェン戦では1-3の場面で投入され、2点目を記録。その後試合は3-3のドローとなった。3月のゴー・アヘッド・イーグルス戦でも同様に1-3から2点目を奪ったが、このときは追いつけず敗れている。2024年10月に行われたPECズヴォレとのカップ戦でも途中出場から3点目を決め、ナイメヘンは4-3で勝利した。
慶應義塾大学から昨年夏にナイメヘンに加入した塩貝は、ここまで公式戦20試合に出場し、4得点1アシストを記録。U-20日本代表としても活動しており、今後のさらなる飛躍が期待されている。
コメントランキング