J3栃木SC戦前にウタカ獲得の栃木シティ、大栗崇司社長の投稿に誤りアリ？

　Jリーグ新規参入の栃木シティは3月27日、2024シーズン限りでヴァンフォーレ甲府を退団していた元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカの獲得を公式発表。獲得発表前、大栗崇司代表取締役社長のSNS投稿が話題を呼んでいた。

　大栗社長は27日午前にXを更新。2025シーズンの登録期間（ウィンドウ）に関する投稿に反応する形で、「駆け込み乗車には十分お気をつけくださいませ」とポスト。新戦力獲得の匂わせと解釈する声が相次ぐと、クラブは午後にウタカの獲得をアナウンス。同社長は公式発表直後に「モクモクしたらすぐバレるから辞めた笑」と投稿している。

　補強の匂わせと捉えたファン・サポーター等からは、大栗社長に対する称賛や驚きのメッセージが相次いでいる。ただ、ウタカは甲府退団後フリーの身だったため、第1登録期間（ウィンドウ）終了後の3月27日以降でも獲得可能。「駆け込み乗車」という文言が、ウタカの獲得を匂わせるものだとすれば、第1登録期間最終日の26日と意識させるかのような表現は誤りだと言える。

　なお、現在41歳のウタカは清水エスパルス、サンフレッチェ広島、FC東京、徳島ヴォルティス、京都サンガなどに在籍。2024シーズンはJ2リーグ戦34試合の出場で8ゴールをマークしている。また甲府退団後の2024年12月には、デンマーク紙『Tipsbladet』のインタビューで「すでに複数オファーが届いている。ヨーロッパのクラブからの関心はない」などとコメントを残していた。

　3月30日にJ3第7節の栃木SC戦を控えている栃木シティ。リーグ2位と開幕ダッシュに成功したなかでの実績豊富な外国籍選手の獲得は、チームにさらなる勢いをもらたすだろう。