Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

福島戦で大量失点の札幌、岩政監督への異論相次ぐ一方で元鳥栖GK「個人の問題」

北海道コンサドーレ札幌 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は3月26日に行われたYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦で、福島ユナイテッドFCに延長戦の末、3-6で敗北。3バックシステムを採用した岩政大樹監督への異論が相次ぐなか、元Jリーガーが失点シーンに言及している。

 札幌は2-0で迎えた前半25分、福島にカウンターを許すと、自陣右サイドからフリーでクロスを上げられ、ファーサイドで待ち構えていたFW石井稜真にヘディングシュートからゴールネットを揺らされている。

 このシーンは、Jリーグの公式Xアカウントで33秒間の動画によりアップされているが、つねにボールホルダーが相手選手のプレッシャーを受けることなく、フリーでプレーしていることが話題に。札幌サポーター等からは守備組織の改善を訴える声が後を絶たない。

 そんななか、元サガン鳥栖所属選手、キングスリーグ日本代表選手であるGK深谷圭佑は、動画投稿を引用した上で、「これは、、、、 チーム云々ではなく、個人の問題だ、、、」とポスト。元Jリーガーという立場のもと、失点シーンにおける札幌側の問題点を指摘している。

 札幌はJ2リーグ開幕から4連敗も、3月15日開催のブラウブリッツ秋田戦、23日の愛媛FC戦では4バックシステムを採用したこともあり、守備陣が安定。連勝を飾っていたが、岩政監督は福島戦で再び3バックシステムを導入。これが大量失点に繋がったとの見方が、ファン・サポーターの間で広まっている。ただ深谷の見解を踏まえると、システムに関係なく、個々のプレーや判断能力を改善する必要がありそうだ。