Jリーグ

栃木シティにウタカ加入でJ3に地殻変動?強力2トップで優勝候補か

ピーター・ウタカ 写真:Getty Images

 2025シーズンからJ3リーグに加入し、第6節まで2位の好調を維持する栃木シティが、元ヴァンフォーレ甲府(2023-2024)のFWピーター・ウタカを獲得したことを3月27日に発表し、サポーターの間で高い注目が集まっている。

 ウタカはこれまでJ1の清水エスパルス(2015-2016)サンフレッチェ広島(2016)、そして京都サンガ(2020-2022)など複数クラブで結果を残してきた実力派。実績十分のベテランFWの加入により、栃木の戦力は一気に強化される見通しだ。すでにJ1のセレッソ大阪(2022-2023)で活躍していたDFマテイ・ヨニッチやFW都倉賢らも名を連ねており、加えてFW田中パウロ淳一とのコンビが実現すれば、強力な2トップが完成する。

 SNS上では、「J3の生態系破壊きた」「プレーオフ進出確定」「J3でウタカは反則すぎる」などと大きな期待が寄せられた。また「ウタカはサポーターにも優しい選手」と甲府サポーターからの声もあり、プレー面にとどまらない人気がうかがえる。一方で「栃木のサッカーに合うか?」との冷静な意見も見られ、チームとの融合が今後の鍵となりそうだ。

 今シーズンJ3初参戦ながら栃木は開幕から注目を集めており、ウタカの加入によってその本気度がさらに浮き彫りとなった。ただし、J2昇格にはスタジアム要件のクリアも必要で、ピッチ外での準備も含めて昇格戦線は簡単ではない。とはいえ、豪華戦力を揃えた栃木が今シーズンのJ3を席巻する可能性は十分にありそうだ。