Jリーグ

【独占】富山MF大山武蔵「道は開ける」指定難病からの再起

2024シーズンの大山武蔵 写真:©KATALLER TOYAMA

CTEPHからの復帰

ー同じ病に苦しむ方に伝えたいことはありますか?

大山:自分は早い段階で分かって治療もスムーズに行うことが出来ました。この病気は放置すればするほど命にかかわる病気だと思うので、早めに病院で受診することが大事だと思います。早めの受診がサッカー人生はもちろん、自分の人生に関わるまで病気が進行しなかった要因だと思います。「このままプレーするのは危険」と判断されてしまい、セレッソさんとは契約解除になったんですけど、自分はまだまだサッカーをやりたいなと思っていたなかで、岡山医療センターのドクターに「畑尾選手の例があるから君はサッカーはまだまだ出来るよ」と背中を押されました。結果的に病を克服できたので諦めずに良かったなと思いました。もし、同じ病気に苦しむサッカー選手が出てきたら、諦めないで探せばそういう(復帰までの)道は開けるのかなと思いますね。


FC大阪時代は充実したシーズンに

ー競技復帰を果たした2020年に当時JFL(日本フットボールリーグ)だったFC大阪に加入。翌シーズンにはキャリア最多の公式戦29試合出場2得点を挙げる活躍でチームに貢献しました。自信を深める一年になりましたか?

大山:そうですね。自分は病気もあって試合に絡めないシーズンも多かった中で、そういった意味ではワンシーズンを通して試合に絡めたということはサッカー選手としてすごく充実したシーズンになったと思います。


2024シーズンの大山武蔵 写真:©KATALLER TOYAMA

スピードとインターセプトで貢献

ー2022シーズンにカターレ富山へ移籍しました。右サイドバックとして出場した試合では、インターセプトで攻撃の芽を再三潰しているシーンが印象的でした。守備で意識していることはありますか?

大山:自分はサイドの選手なので、対峙する左サイドの選手には仕事をさせたくないという想いが強いです。インターセプトもそうですけど、相手にボールが入る前から相手に触らせない守備はしたいなとずっと思っていました。自分はスピードも武器なので、インターセプトで貢献できた試合が多かったのかなと思います。

ー2024シーズンの富山はプレーオフで見事J2昇格を果たしましたが、大山選手はリーグ終盤での怪我で離脱中でした。チームの活躍をどのように見ていましたか?

大山:そうですね。勝てない時期もありましたけど、どんどん自信を深めていけたシーズンだったと思います。チーム的にもリーグ終盤にかけてチームワークが深まったり、自分たちの戦い方が固まってきていました。後は何よりホームで負けていなかったシーズンだったので、(どの相手と対戦しても)勝てるイメージは湧いていましたね。

ーJ3福島ユナイテッド戦(1-4)までホーム16戦負けなしと無類の強さを見せていましたね。

大山:はい。自信をもって戦えていました。


大山武蔵 写真:©KATALLER TOYAMA

富山で自身初のJ2挑戦

ー今シーズンは札幌大谷高校時代のチームメートMF木村太哉選手がJ1のファジアーノ岡山、後輩にあたるMF笹修太選手がJ2のFC今治で活躍していますね。

大山:とても刺激になりますね。笹(修太)選手も頑張っていますし、特に(木村)太哉は同級生で一緒に戦ってきたので、そういった面ではすごく良い刺激を貰っているなと思います。自分も頑張らないとなという気持ちです。

ー今シーズンから大山選手の応援歌も出来ましたね。カターレ富山のサポーターはどんな存在ですか?

大山:ホーム県総(富山県総合運動公園陸上競技場)では、すごく大勢のサポーターから声援を受けて良い成績が出せていると思うので、そういった面ではすごく力強いというか富山ならではの独特な雰囲気があって戦いやすいと思います。

ー現在J2で4位(※)の富山ですが、大山選手が復帰してからはチームにどのような変化を与えたいですか?

大山:やっぱりチームとしては久しぶりのJ2ですし僕自身も初めてのJ2なので、自分の武器であるスピードがどこまで通用するのかがすごく楽しみです。個人としては攻守に勢いをもたらすプレーが出来ると思うので、チームに違いを与えられるのではないかと思います。

※2025年3月22日時点

ページ 2 / 2

名前:Yusuke Sueyoshi
趣味:スポーツ観戦(野球、サッカー)、サウナ、ジム
好きなチーム:北海道コンサドーレ札幌、ジェフユナイテッド千葉、バルセロナ
初めまして。Yusuke Sueyoshiと申します。
普段は医療機関に勤めており、整形外科分野を中心に携わらせていただいております。
幼少期からサッカーは観てきましたので、私ならではの視点から皆様に情報を発信していきたいと考えておりますので何卒宜しくお願いいたします。

筆者記事一覧