Jリーグ 鹿島アントラーズ

元鹿島アントラーズMFピトゥカ、Jリーグ移籍消滅の裏側とは「2クラブ関心も…」

鹿島アントラーズ 写真:Getty Images

 ブラジル1部サントスで同国代表FWネイマールやMFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ所属)とチームメイトのMFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)には、Jリーグ移籍の可能性が報じられていたが、破談に終わったという。

 サントスと2027年12月までの複数年契約を結んでいるピトゥカの去就を巡っては、ブラジルメディア『ge』は24日、J1クラブからのオファーを報じていた。しかし、『Trivela』は26日に「日本国内の2クラブがピトゥカに関心も、日本の移籍市場が26日に終わるため、交渉は進展しなかった」とリポート。これによると、Jリーグクラブは買い取りオプション付き期限付き移籍での獲得を狙っていたというが、実現には至らなかったという。

 Jリーグ再挑戦が幻に終わったピトゥカだが、ブラジル1部所属の複数クラブが関心を寄せており、同国の移籍市場最終日である4月11日までにサントスを退団する可能性はある模様。近日中にも、選手サイドとクラブ幹部による会談が行われるという。

 現在32歳のピトゥカは、2021年から3シーズンにわたり鹿島でプレーした後、サントスへ復帰。2024シーズンはブラジル2部リーグ戦36試合の出場で4ゴール3アシストと、中心選手として1部昇格に大きく貢献した。

 そして迎えた2025シーズンのサンパウロ州選手権では、14試合中6試合でキャプテンマークを巻いてスタメン出場も、2月下旬以降は出場時間が減少。『ge』は2024シーズン終了後の監督交代による序列低下の可能性を報じていた。