Jリーグ 鹿島アントラーズ

栃木シティのアウェイ構造に鹿島サポ著名人「クッション用意するように…」

YBCルヴァンカップ 写真:Getty Images

 3月20日開催のYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦では、明治安田J3リーグに参入した栃木シティと、J1の強豪である鹿島アントラーズが対戦。栃木のホーム、CITY FOOTBALL STATION(シティフットボールステーション)で開催されるが、以前からホーム側とアウェイ側の環境が大きく異なるスタジアム構造を巡り、議論が白熱。「アウェイ差別」との声も上がるなか、同スタジアムを特集したテレビ番組の内容に注目が集まっている。

 2025年2月27日放送の「カミナリのチャリ旅!」(とちぎテレビ)では、スピンオフ企画として、鹿島サポーターであるお笑い芸人「カミナリ」の竹内まなぶさんと石田たくみさんが、シティフットボールステーションを訪問。「鈴木優磨選手いるのおもしれえな!」などと言いながら、メインスタンドに設けられたアウェイベンチの座り心地を確かめると、2人で「あっ!なるほど!クッション用意するように言っておきますわ」「鬼木監督がお尻痛くなるから!」などと言葉を交わしている。

 また、竹内さんは3月19日深夜にXを更新。アウェイベンチの座り心地を確かめる一幕をアップし、「ルヴァンカップ」と綴っている。1席ずつ独立しているホームベンチとは異なり、アウェイベンチが背もたれのない長椅子だけという簡素なつくりであるだけに、竹内さんの投稿は瞬く間に拡散。アウェイ差別を訴える声や、栃木側に改善を求める声が上がるなど、再びアウェイの洗礼が話題になっている。

 シティフットボールステーションのホーム、アウェイ側の違いは、選手、監督らが使用するベンチのみならず、ゴール裏でも顕著に。ホームゴール裏に屋根や座席がある一方で、アウェイゴール裏には屋根や座席が一切なく、地面がフラットであるため、適切な観戦環境とは言えないとの意見が散見される。

 なお、竹内さんは茨城県鉾田市(旧・鹿島郡旭村)出身であり、学生時代はサッカー部に所属。2024年6月1日の横浜F・マリノス戦では、応援団長として国立競技場に来場していた。