
レアル・マドリード(スペイン1部)は昨夏にスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが退団していたなかで、シーズン中にブラジル代表DFエデル・ミリトンがじん帯断裂の大怪我で今季中の復帰は絶望的。オーストリアDFダビド・アラバも今年1月下旬に長期離脱から復帰した。
ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーがフル稼働し、本職ではないフランス代表MFオーレリアン・チュアメニがスクランブル起用されていた。そのなかで、プレー機会を得たのがカスティージャ登録のスペイン代表DFラウール・アセンシオ(22)だった。
そのアセンシオは昨年11月にトップチームデビューを果たすと、ビルドアップ能力の高さや足の速さを活かした守備範囲の広さなどを武器にここまで公式戦30試合に出場。今月にはUEFAネーションズリーグ(UNL)準々決勝のオランダ代表戦に臨むスペイン代表にも初選出されている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、マドリードとアセンシオの間で新たな長期契約に関する合意がほぼ成立した模様。今後数週間のうちに最終的な詳細が決まるようだ。
なお、スペイン代表デビューも期待されているアセンシオの希望は「マドリードで成功すること」のただ1つだという。プロデビューからわずか4ヶ月でスペイン代表にまで上り詰めた同選手「将来何が起こっても対応できるように準備していた。誰もがチャンスを得られるわけではないが、トップチームに入ると責任を感じる」とコメントしていたが、どのようなキャリアを築くのだろうか。
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