日本代表・海外組 ブンデスリーガ

日本代表の10番、堂安律。今季8G6Aで覚醒中は過大評価か?

堂安律 写真:Getty Images

​ ブンデスリーガ第26節で、日本代表MF堂安律が所属するフライブルクと、MF佐野海舟が所属するマインツが激突した一戦が3月15日に行われ、2-2の引き分けに終わった。

 アウェイで先発フル出場した堂安は、1-2と1点を追う79分に左サイドへ流れ、味方の浮き球パスを巧みにコントロール。鋭いドリブルで相手を振り切り、正確なクロスで貴重な同点ゴールをアシストし、フライブルクに貴重な勝ち点1をもたらした。​

 今2024/25シーズンの堂安はリーグ戦26試合で8ゴール6アシストを記録し、攻撃面での存在感を示している。​特に、左サイドからのドリブル突破や正確なクロスでチームに貢献。​一部のファンからは「ドイツで覚醒」「堂安はこれで8G6A。素晴らしい」と称賛の声が上がっている。​

 しかし、これらの数字を過大評価と見る向きもある。​「26試合で8G6Aで覚醒は草」「攻撃的位置の選手としては合格ラインやや上の数字レベルでは?」といった意見も存在する。​確かに、トップクラスのアタッカーと比較すると、堂安の数字は突出しているとは言い難い。​

 一方で、堂安のプレースタイルや役割を考慮すると、その評価は変わってくる。​彼はウイングバック(WB)としての起用も多く、守備面での貢献も求められるポジションでプレーしている。​その中での8ゴール6アシストは評価に値するだろう。​ファンからも「基本WBでこの成績は素晴らしいの一言」との声が上がっている。​

 また、技術面でも高い評価を受けている。​「トラップも完璧すぎるけど、その後のDF背にした時の駆け引きが完璧すぎる」と、そのプレーの質を称賛する意見も見られる。​これらの技術は数字には表れにくいが、チームにとって重要な要素である。​

 総じて、堂安律の今シーズンのパフォーマンスは、ポジションやチーム内での役割等の数字に表れにくい部分も含め、プレーの質やチーム戦術への適応度を考慮すれば、高く評価されるべきだろう。