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ガンバ大阪・FC東京OBルーカスの息子、脳死状態の可能性消滅か。家族は取材拒否

FC東京のゴール裏 写真:Getty Images

 ガンバ大阪・FC東京OBルーカス氏の息子であるFWペドロ・セヴェリーノは、ボタフォゴSPからレッドブル・ブラガンチーノへ期限付き移籍した後の3月4日、トレーニングに向かう途中で交通事故に。入院当初は脳死状態の可能性が報じられたが、快方に向かっているという。

 現在19歳のセヴェリーノは、チームメイトとともにレッドブル・ブラガンチーノU20チームのトレーニング施設に向かう際、トラックとの衝突事故に巻き込まれ、病院へ搬送。ブラジルメディア『ge』が3月4日、同選手が状態について「脳挫傷と診断」とした上で、「病院で脳死を確認する手続きを開始された」と報じていただけに、FC東京が声明を発表したほか、日本サッカー界からも心配の声が挙がっていた。

 そのセヴェリーノの状態について、ブラジルメディア『Banda B』は14日に「彼は鎮静剤の効果から覚めている。一日のうち一定期間、人工呼吸器なしで自発呼吸をすることができるようになった」とリポート。脳死状態の可能性はほぼ無くなったとみられるが、依然として24時間体制で医師の監視下に置かれているという。

 また『Banda B』によると、病院側は17日に再びセヴェリーノの状態について何らかの発表を行うとのこと。一方で選手の家族は、脳死状態ではない可能性をはじめ、同選手の容態に関するメディアからの質問を一切受け付けていないという。

 セヴェリーノは右利きのアタッカー。ボタフォゴSPの下部組織でプレーを続けるなか、2023年11月25日のブラジル2部リーグ戦でトップチームデビューを飾ると、2024シーズンもブラジル2部リーグ戦で1試合の出場。2025シーズンはパラナ州選手権1試合でピッチに立ったが、ボタフォゴSPと2027年12月まで契約を残すなか、1年間の期限付き移籍によりレッドブル・ブラガンチーノへ加入した矢先、交通事故に遭った。