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日本代表候補・後藤啓介の出番なし続く…アンデルレヒト側の考えに変化は?

後藤啓介 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田からアンデルレヒトへ完全移籍したFW後藤啓介は、セカンドチーム(RSCAフューチャーズ)でのパフォーマンスが評価され、トップチームでもプレー。2月23日開催のベルギー1部リーグ第27節ユニオンSG戦では出番が無く、DF町田浩樹との直接対決が実現しなかったが、依然としてクラブ内で高い評価を得ているようだ。

 同選手は2024年1月、買い取りオプション付きの期限付き移籍によりアンデルレヒトへ加入。海外挑戦1年目からRSCAフューチャーズで出場機会を得ると、2024/25シーズン前半戦では、ベルギー2部リーグ全13試合スタメン出場で5ゴール1アシストをマーク。

 2024年12月の完全移籍移行により、アンデルレヒトとの複数年契約を勝ち取ると、2025年1月からトップチームにも帯同。ベルギー1部リーグ戦3試合の出場で1ゴールを挙げているが、直近3試合で出番なし。ただ2月16日の2部リーグ戦では2ゴールをマークするなど、RSCAフューチャーズでは格の違いを見せている。

 ユニオンSG戦と同様、2月23日のオイペン対RSCAフューチャーズでも出番が無かった後藤。ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が24日に伝えたところによると、RSCAフューチャーズのイェレ・コーエン監督は日本人ストライカーについて「後藤は今シーズンのRSCAフューチャーズですでに重要な役割を果たしているが、もちろん彼をトップチームで活躍させるのが目的だ」とコメント。トップチーム定着という構想に変わりがないことを強調したという。

 先日、欧州視察を終えた日本代表の森保一監督から決定力を評価された後藤。2025年3月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の代表メンバー候補として注目を浴びているが、今後アンデルレヒトでさらなる結果を残すことが求められそうだ。