
ヴィッセル神戸所属の元日本代表FW武藤嘉紀は、2月22日に行われた明治安田J1リーグ第2節の名古屋グランパス戦で、DF宮大樹からファウルを受けた後に激昂。両選手のプレーや振る舞いに注目が集まる一方で、SNSに投稿された動画が物議を醸している。
名古屋対神戸では、後半21分に武藤が宮に引きずり倒されると、主審は宮にイエローカードを提示。武藤が宮のプレーに対して怒りをあらわにすると、両チームの選手がもみ合っている。
Xでは試合会場の豊田スタジアムで撮影されたもの動画が拡散。両チームの選手がもみ合っている時の様子が収められているが、武藤が怒りをあらわにするなか、神戸所属MF扇原貴宏が宮の背中を両手で強く押す。すると宮は右手で首元をおさえながらピッチに倒れ込んだ。
このシーンを受けて、ネット上では扇原に対してイエローカードを提示しなかった主審の判断を疑問視する声が。宮が背中を押された後、しばらくの間があってから首元をおさめたことを巡っては、「これは普通に小突いた扇原が悪いし、力抜いてるタイミングなら痛めるかもしれないから、宮のリアクションはおかしくない」「変な演技ではない」「演技下手だな」「あれで首があんなに痛いなら今までプロとしてどうやって乗り切ってきたのかなぁ」「なぜ倒れたのか分からない」など、賛否含めて様々な意見が飛び交っている。
過去に神戸でプレーしていた宮と、名古屋在籍歴のある扇原。互いにとっての古巣対戦は後味の悪いものとなったが、両選手や武藤に対しては、ネット上で誹謗中傷と解釈可能なコメントも。Jリーグは2025シーズン開幕前に「SNS等における誹謗中傷等に関する違法・不当な行為については、警察や弁護士等の外部専門家と連携し法的措置(発信者情報開示請求等の発信者の特定・損害賠償請求・刑事告訴等)も含め厳正に対応するなど、より具体的な対応を講じてまいります」と警告しているだけに、SNSでの書き込みで細心の注意を払うことが求められる。
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