
ブラジル人FWルーカス・ブラガは、2024シーズン限りで清水エスパルスを期限付き移籍期間満了により退団。ブラジル1部昇格組のサントスからECヴィトーリアへ移籍したが、本人が清水やサントスでのプレーを振り返っている。
現在28歳の同選手は、2024シーズンのJ2リーグ戦32試合のスタメン出場で8ゴールをマーク。J1昇格・J2優勝に貢献したが、設定額150万ドル(約2億2000万円)とみられる買い取りオプションは行使されず、わずか1年で退団。横浜F・マリノスやセレッソ大阪など、Jリーグ他クラブからの関心も報じられた後、サントスへ復帰した。
ただ2025シーズンは開幕戦でスタメン出場もノーゴールと結果を残せず。その後ベンチスタートが続くと、ブラジルメディア『Bニュース』は1月30日に「ECヴィトーリアが移籍金500万レアル(約1億3000万円)を支払い、ルーカスの保有権の70%を取得する」「3年契約締結の見込み」と報道。2月はじめにECヴィトーリアへの加入が正式決定している。
ブラジルメディア『A TARDE』が2月10日に伝えたところによると、ルーカスはサントス、ECヴィトーリアでの起用法を比較。前所属クラブで抱えていた問題について、こう語ったという。
「サントスでは右サイドでプレーしていたけど、左サイドでプレーする方が(パフォーマンスが)良かった。左サイドでのプレーほどうまくいかず、その点で(サントスでは)問題だった。(ECヴィトーリアの)チアゴ監督は左サイドで起用することを伝えてくれたし、実際にそうなってとても嬉しい。素晴らしい1年になると確信しているよ」
また同選手は「2024年は日本で過ごしたけど、日本でのプレーは素晴らしい経験だった」と清水時代を回顧。「ブラジルで再び適応するためにも、良いものをもたらしたい。ECヴィトーリアでの1年は素晴らしいものになると確信している。みんなが僕を歓迎してくれた。日本でのタイトル(J2優勝)も重要になるはずだ」と新天地での意気込みを語っている。
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