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UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ最終節が、1月30日に各地で一斉に行われ、イングランドのマンチェスター・シティとベルギーのクラブ・ブルッヘが対戦し、シティが3-1で勝利した。しかし、勝利したシティは前半に先制点を許し、CL敗退の危機に瀕していた。
シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、前半45分間、居ても立っても居られない気分だっただろう。同試合前にCLのベスト16プレーオフ進出圏外の25位だったシティは、前半終了時点で26位に転落。24位以内に入るには勝利が必須の状況で、今2024/25シーズンにおけるチームの苦境を物語っていた。
逆転劇を支えたのは、グアルディオラ監督の修正とシティの選手が見せた個の力だった。同監督はハーフタイムにFWサヴィーニョを投入し、53分にはMFマテオ・コバチッチが持ち上がりからシュートを決めて同点に。さらに62分にはDFヨシュコ・バルディオルの突破が相手のオウンゴールを誘発し、77分にはサヴィーニョがダメ押しのゴールを決めた。だが、これらは選手の個人技に依存したもので、チームとしての完成度には疑問が残ったと感じたファンも多いだろう。
前半のシティは無力だった。枠内シュートゼロ、xG(期待得点値)は0.24にとどまり、唯一のチャンスはオフサイドで取り消されたMFイルカイ・ギュンドアンのゴールのみだった。試合を通じてDFマテウス・ヌネスの守備は狙われ続け、GKエデルソン・モラエスが再三のピンチを救った。守備の脆さが解消されない限り、次戦で強豪と戦うのは厳しい現状なのは言うまでもないだろう。
シティはCLホーム戦での無敗記録を35試合に伸ばした。しかし、この試合で示されたのは「勝てた」という事実以上に、内容の「不安定さ」だった。グアルディオラ監督の苦悩は、まだまだ続くかもしれない。
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