Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌関係者、高校サッカー巡り「責任を感じています」

北海道コンサドーレ札幌 写真:Getty Images

 第103回全国高校サッカー選手権大会決勝の流通経済大学付属柏(千葉県)対前橋育英(群馬県)は、1月13日に国立競技場で開催。PK戦の末、前橋育英が7大会ぶり2回目の優勝を果たしたが、試合前に北海道コンサドーレ札幌の関係者が道内の高校サッカー事情に言及している。

 現在、札幌からの指導者派遣という形でクラーク記念国際高校サッカー部の監督を務めている伊藤壇氏は、13日正午すぎにXを更新。「過去には室蘭大谷が選手権で準優勝したり、札幌第一がインターハイで3位になったりと北海道の代表校が全国大会でも結果を出していたのに、近年はベスト8にすら残れなくなってきているのが現状」と投稿すると、「高校サッカーに携わるものとしては物凄く責任を感じています…」と胸の内を明かしている。

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 北海道勢では1978年度に室蘭大谷が準優勝に輝いたものの、1998年度大会を最後にベスト8入りはゼロ。2024年度はMF笹修大(FC今治への加入内定)擁する札幌大谷が4年ぶり4度目の道大会優勝も、全国大会では2回戦で大津(熊本県)に1-2と敗れている。

 なお伊藤氏は、登別大谷高校3年時に第72回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。仙台大学を経て、1998年にブランメル仙台(現ベガルタ仙台)に入団すると、2000年には札幌蹴球団でプレー。その後はシンガポール、オーストラリアなど2019シーズン限りで引退するまで計22か国を渡り歩き、2020年4月からクラーク記念国際の監督を務めている。