Jリーグ アルビレックス新潟

新潟に移籍加入のDFゲリアとは?8年ぶりのオーストラリア代表復帰

ジェイソン・ゲリア 写真:Getty Images

 1月8日、J1のアルビレックス新潟はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーからDFジェイソン・ゲリアの移籍加入を発表した。

 31歳にしてキャリアの新たな章を迎えるゲリアは、これまでメルボルンでは2度にわたる在籍期間で通算188試合に出場。2014/15シーズンにはプレミアシップとチャンピオンシップの2冠を達成し、昨2023/24シーズンのグランドファイナルではゴールも記録。クラブの成功に欠かせない存在として活躍してきた。

 ゲリアは過去にも日本でのプレー経験がある。2018年から2020年までJ2リーグのジェフユナイテッド市原・千葉に在籍し、リーグ戦57試合に出場。2得点を記録し、堅実な守備でチームを支えた。この期間で培った経験は、日本のサッカースタイルに対する適応力を示しており、新潟での活躍に期待が集まる要因の1つだ。

 2024年後半には、メルボルンでの安定したパフォーマンスが評価され、8年ぶりにオーストラリア代表に復帰。右サイドバックを主戦場とする一方で、センターバックや左サイドバックとしてもプレー可能なユーティリティ性が評価されている。

 ゲリア自身はメルボルンでの経験について「クラブで築いた関係や得られた経験は、生涯忘れられない特別なもの」と日本への出発前に地元メディアに語り、感謝の気持ちを示した。クラブだけでなく、家族の人生にも影響を与えたという彼の言葉には、メルボルンへの深い愛情が感じられる。

 新潟という新天地でどのような存在感を発揮するのか。日本のサッカーファンにとっても、オーストラリア代表としての実力を持つ守備のスペシャリストがJリーグの舞台で再びどのようなプレーを見せてくれるのか、注目が高まっている。