町田ゼルビアは1月8日、DFチャン・ミンギュが海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することになったと公式発表。韓国1部・済州SK FC(旧済州ユナイテッドFC)移籍が決定的だという。
同選手の去就を巡っては、韓国メディア『Xスポーツ』が2024年12月10日、韓国サッカー界の関係者から独自に入手した情報として「蔚山HDがチャン・ミンギュを獲得する見込み」と報じていたが、年が明けて状況が急転。
同メディアは8日、移籍市場の関係者の話として「チャン・ミンギュには複数クラブからの関心があったが、済州へ移籍することになった」とリポート。当初、蔚山行きが有力視されていたことに触れた上で、「Jリーグ上位クラブで活躍したセンターバックの獲得を望むクラブは多く、蔚山の他にも複数クラブが争奪戦を繰り広げた」と伝えている。
現在25歳のチャン・ミンギュは韓国国内クラブを経由せず、2020年にジェフユナイテッド千葉に加入。プロ1年目からJ2リーグ31試合でピッチに立つなど、在籍3年間でリーグ戦101試合に出場。2022年12月に千葉から町田へ完全移籍すると、加入1年目の2023シーズンはリーグ戦37試合の出場で4ゴールを挙げるなど、クラブ史上初のJ2優勝・J1昇格に大きく貢献した。
ただ2024シーズンは元日本代表DF昌子源、DFイブラヒム・ドレシェヴィッチらの加入もあり、リーグ戦で16試合のスタメン出場に。6月13日の天皇杯2回戦・筑波大学戦で左鎖骨を骨折し、長期離脱を強いられた。
なお韓国では成人男性に兵役義務が課されており、満28歳までの入隊が求められている。チャン・ミンギュは国際大会でのタイトル獲得経験がないため、兵役免除の対象とはならない。この兵役義務も同選手の去就に影響を与えたとみられる。
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