町田ゼルビアは1月4日、ガンバ大阪から期限付き移籍していた日本代表GK谷晃生を完全移籍により獲得すると公式発表。SNS上では、G大阪サポーターから同選手に対する心無いメッセージが相次いでいる。
かつて湘南ベルマーレの正守護神として活躍していた同選手は、2024年1月にベルギー2部FCVデンデルEHへのレンタル移籍を打ち切り、町田へ加入。期限付き移籍にもかかわらず、J1開幕節のG大阪戦でスタメン出場すると、ボールをキャッチした後にピッチに倒れ込む仕草を何度も見せてG大阪サポーターからブーイングを浴びていた。
2024シーズン中に何度もG大阪サポーターから厳しい言葉を浴びせられた谷。町田への完全移籍決定直後にも、ネット上では「ガンバで活躍してくれると思ってたから残念」「もっと一緒に戦いたかった」というメッセージがある一方で、「バイバーイ」「最後まで最低でしたね」「ミス多いしいらない」といったコメントが。中には同選手の人格を否定するなど、誹謗中傷メッセージも見受けられている。
町田所属選手を標的とした誹謗中傷や批判は以前から問題に。2024年6月30日に行われたJ1第21節のG大阪対町田では、FWエリキが試合後にパナソニックスタジアム吹田のピッチで子供と遊んでいたところ、G大阪サポーターと思われる複数の人物から「どこで遊んでんだよ。帰れ。殺すぞ」と、心無い言葉を浴びていた。
なお町田は2024年10月、こうした誹謗中傷に対して刑事告訴を講じると声明を発表したほか、日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)の代理人弁護士を務める加藤博太郎氏を顧問として招き入れている。過激な表現を用いたSNS投稿は刑事告訴の対象となる可能性があるだけに、谷の移籍を巡るコメントに関しても注意が必要だ。
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