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マグテブルク退団の伊藤達哉巡り異論噴出!移籍金ゼロで川崎フロンターレへ

伊藤達哉 写真:Getty Images

 柏レイソル下部組織出身である元日本代表FW伊藤達哉は、2024/25シーズン途中でのドイツ2部FCマクデブルク退団が決定的に。川崎フロンターレ移籍報道も飛ぶなか、同選手の去就に関して否定的な声が挙がっている。

 伊藤の去就を巡っては、マクデブルクのスポーツディレクターが1月3日、ドイツメディア『Volksstimme』のインタビューで「タツは良いやつなので、クラブを離れることになって痛ましい」と語るなど、伊藤が今月のトレーニングキャンプに参加せず、クラブを離れることを明言。同メディアは「彼はまだ新天地を見つけていないが、家族の理由で首都圏に戻る方向で考えている。最近、父親になったばかりだ」と伝えているが、日本では川崎への移籍が決定的と報じられている。

 またドイツメディア『マグテブルク・フースバル』の報道によると、伊藤の退団報道を受けて、現地のファン・サポーターからは「伊藤選手がチームを離れるのは残念だ。彼がプレーすると、いつもゴールを決めるに値するパフォーマンスを見せていたのに…」「悲しい、僕のお気に入りの選手が退団するなんて…」と落胆の声が続出。

 クリスティアン・ティッツ監督のもと、2024/25シーズンのドイツ2部リーグ戦でスタメン出場がなかっただけに、「もし監督がもっと伊藤をスタメン起用していたら、もっと多くのことを成し遂げていたかもしれない」「監督の起用法が悪かった」などと異論が湧き起こっている。

 ただ一方で、「トレーニング合宿不参加だと、彼はチームメイトやコーチングスタッフに対してまともなお別れもできないのでは?」など、伊藤のチーム離脱のタイミングに対する疑問も相次いでいる模様。同選手のマグテブルグ退団は、現地で大きな話題になっているようだ。

 なお『マグテブルク・フースバル』は、「クラブ幹部は伊藤の決断を悲しんだが、それでも契約を解除した」とリポート。川崎は移籍金ゼロで同選手を獲得するとみられる。