ラ・リーガ レアル・マドリード

ビニシウス、レアル契約交渉でエムバペ並みの待遇を要求の姿勢

ビニシウス・ジュニオール 写真:Getty Images

 スペインの強豪であるレアル・マドリードに所属するブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールは2023年10月にクラブと新契約を結んだが、今2024/25シーズン終了時点で契約期間は残り2年となる。そのため、マドリードは契約延長交渉を開始する予定のようだ。

 スペイン紙『AS』は、ビニシウスはマドリードとの契約延長に前向きだが、クラブ側には相応の財政的投資が求められると伝えている。前回の契約時にはクラブのトップ選手よりも低い給与を受け入れたが、今回は同クラブに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペと同等の待遇を求め、自身のチームへの重要性がエムバペに劣らないとの考えをもっているとのこと。

 その中で、最大の障害といわれているのはサウジアラビアからの関心だ。サウジアラビアのクラブは以前からビニシウスに注目しており、2024年夏にはアル・アハリが獲得に動いたものの、マドリードが1億ユーロ(約164億6,429万円)の契約解除条項の全額支払いを求めたため断念したと伝えられている。

 報道によれば、ビニシウス自身はサウジアラビアへの移籍に乗り気ではなかったものの、オファーを検討する意思はあったとされている。このため、24歳の同選手を巡る争奪戦の勃発にマドリード内部では懸念が広がっているようだ。

 ビニシウスはマドリードでの生活に満足しており、カルロ・アンチェロッティ監督の下でプレーを続けたいとの考えを持っている。ただし、自身が正当に評価される給与が提示されることが条件といわれており、交渉は一筋縄ではいかない可能性が指摘されている。