Jリーグ 京都サンガ

京都サンガの移籍金収入はゼロ。ルーカス・オリヴェイラ退団が決定

ルーカス・オリヴェイラ 写真:Getty Images

 ブラジル人DFルーカス・オリヴェイラは、2024シーズン限りでの京都サンガ退団。ブラジル1部クルゼイロからヴァスコ・ダ・ガマへの完全移籍が決まったという。

 京都への期限付き移籍期間が12月31日までであるルーカスの去就を巡っては、ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏が24日に「ヴァスコ・ダ・ガマはルーカスの獲得交渉を行っている。彼らは移籍金ゼロ、保有権の分割による獲得を考えている」とリポート。

 26日には「クルゼイロはルーカスのヴァスコ・ダ・ガマ移籍で合意。ルーカスの代理人もヴァスコ・ダ・ガマ移籍を許可しており、2年契約を結ぶ見込みだ」と伝えていた。

 するとブラジルメディア『ge』は28日に「ヴァスコ・ダ・ガマはルーカスと正式契約を締結。2年契約で、(同選手の)保有権の70%を取得する見通し」と報道。残りの30%はクルゼイロが維持するとみられ、今後同選手が他クラブへ移籍しても、京都の移籍金収入はないという。

 現在28歳のルーカスは7月21日に京都へ加入も、FWラファエル・エリアスら外国籍選手の出場枠を巡る争いで後れをとり、リーグ戦でスタメン出場ゼロ、途中出場5試合という結果に。ブラジル国内では買い取りオプションの設定額が550万レアル(約1億5500万円)と報じられていた。