元ブラジル代表MFルーカス・リマは、MFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)やMFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ)ら擁するサントスを退団。2024シーズン終了後にJリーグへ挑戦する可能性も報じられていただけに、同選手の去就に注目が集まっている。
現在34歳の同選手は、2015年にミラン、バルセロナ、レアル・マドリードからの関心が伝えられたほか、ブラジル代表にも選出。FIFAワールドカップ・ロシア大会の南米予選ではFWネイマールらとともにプレーした一方、欧州移籍は実現しなかった。
サントスでは2023シーズンにブラジル1部リーグで28試合スタメン出場と、主力選手として活躍も、ファビオ・カリーレ監督のもとで構想外に。2024年1月にスポルチへ期限付き移籍すると、2024シーズンは2部リーグ35試合のスタメン出場で2ゴール11アシスト。チームの1部昇格に大きく貢献した。
そんなルーカスの去就を巡っては、ブラジルメディア『RTI Esporte』が11月5日に「ルーカスはすでにスポルチと残留交渉を始めている。サントスは彼を2025シーズンの構想に含めていない」と報道。一方で「ルーカスの代理人には、サウジアラビア、カタール、中国、日本など海外クラブが接触」と、Jリーグ移籍の可能性にも触れていた。
スポルチへの完全移籍にむけて、350万レアル(約9000万円)という高額年俸が障害になるとみられていたが、ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏は、12月26日に「ルーカスはサントスと契約解除」とリポート。同選手はフリーとなった中、期限付き移籍先であったスポルチと新たに2年契約を結ぶ見込みだというが、他クラブが移籍金ゼロで獲得することも可能な状況だ。
なおブラジルメディア『Fanaticos』は2023年1月、ルーカスの争奪戦に柏レイソル、ブラジル1部ゴイアスが参戦している可能性を伝えていた。スポルチが財政面で余裕がないとみられるだけに、Jリーグクラブが横やりを入れる可能性も考えられる。
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