期待の新戦力
今冬の移籍市場で、すでに来季福岡に加わる期待の新戦力が発表されている。なかでも特に注目したい3選手を紹介する。
見木友哉(東京ヴェルディから加入)
2019シーズンにジェフユナイテッド千葉でプロデビュー後、2021シーズンにはチーム最多の14得点を挙げる活躍を見せ、2022シーズンからは背番号10を背負っていたMF見木友哉。2024シーズンは東京ヴェルディに移籍し加入初年度ながら背番号10を託され、初のJ1で37試合に出場し4ゴールを挙げた。主に前線の攻撃的なポジションを主戦場とする見木。同じ中盤のポジションでは岩崎悠人や北島祐二、紺野和也などがすでに福岡と契約更新しており、熾烈なポジション争いが繰り広げられそうだ。
秋野央樹(V・ファーレン長崎から加入)
柏レイソルの下部組織からトップチームに昇格後、湘南ベルマーレを経て2019年V・ファーレン長崎に加入したMF秋野央樹。長崎では通算126試合に出場している経験豊富なMFだ。ボランチを本職とするが、センターバックやサイドバックもこなすユーティリティープレーヤーで、精度の高い左足のキックも持ち合わせている。
これまで福岡の中盤の要として攻守にわたり活躍し、2023年のルヴァンカップでもMVPを獲得したMF前寛之が町田へと移籍。同ポジションでは現在、重見柾斗や松岡大起が契約更新しており、秋野の加入によってチーム内の序列にも変化があるだろう。かつて長崎ではキャプテンも務めた秋野の闘志溢れるプレーに期待したい。
サニブラウン・アブデル・ハナン(アビスパ福岡U18から昇格)
福岡の下部組織からトップチームに昇格したFWサニブラウン・アブデル・ハナンは184cmの大型ストライカーだ。兄は言わずと知れた陸上選手のサニブラウン・アブデル・ハキームであり、兄同様のスピードも備えていることから今後に大きな期待が掛かる選手といえるだろう。憧れの選手は福岡のFWウェリントンと話すハナン。チームを勝利に導くゴールを幾度も挙げてきた大先輩のように得点を量産するストライカーになれるか、成長著しい18歳に期待したい。
ほかにも、FW前田 一翔(福岡U18からトップチーム昇格)、MF名古新太郎(鹿島アントラーズから加入)、DF安藤智哉(大分トリニータから加入)などの新戦力を発表している福岡。2025シーズン、チームはどのように変化していくのだろうか。
金監督は就任会見の際、来シーズンの目標について2025年1月6日に行われる新体制発表会で伝えるとコメントしている。新監督はいったい何を語るのか。クラブが掲げるスローガン『感動と勝ちにこだわる』の実現に向け、新たな展開を迎える福岡に今後も注目したい。
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