浦和レッズ退団。リンセンの去就で新展開！古巣復帰交渉破談の可能性も

　オランダ人FWブライアン・リンセンは、契約満了により浦和レッズを2024シーズン限りで退団。母国復帰が濃厚とみられる一方、古巣クラブとの交渉破談の可能性があるという。

　リンセンの去就を巡っては、オランダメディア『SoccerNews』が12月20日に「彼はオランダ1部リーグでのプレーを強く望んでいる」とした上で、「VVVフェンロとSCカンブールからオファーが届いた。しかし、彼は『ノー』と答えている」とリポート。すでに同国2部所属クラブ行きを却下したという。

　一方でオランダメディア『Voetbal』が23日に報じたところによると、同選手の代理人と古巣NACブレダの幹部が交渉したものの、記事では「NACブレダはセンターフォワードを探している。リンセンとは異なるタイプだ」と古巣復帰が実現しない可能性も綴られている。

　また『SoccerNews』はオランダ1部で8位のフォルトゥナ・シッタートがリンセンの獲得に動く可能性を伝えていたが、『Voetbal』は「リンセンとシッタートの接触はまだない」と報じている。

　現在34歳のリンセンは、フィテッセやフェイエノールトなどオランダ国内の複数クラブを経て、2022年6月に浦和へ完全移籍。デビュー戦（対パリ・サンジェルマン）での負傷により長期離脱を強いられると、2023シーズンはJ1リーグ19試合出場で2ゴール1アシスト。2024シーズンも左ハムストリング肉離れにより開幕から出遅れると、その後はFWチアゴ・サンタナとポジション争いを繰り広げるなか、リーグ戦12試合でスタメン出場していた。