
キプロス代表FWピエロス・ソティリウは契約満了により、2024シーズン限りでサンフレッチェ広島を退団。Jリーグ他クラブからの関心も取りざたされるなか、自身の去就について語っている。
同選手の移籍先候補については、キプロスメディア『Thema Sports』も12月10日に「キプロス国内の複数クラブがソティリウの獲得に興味。APOELニコシアが有力候補だ」「ソティリウは欧州で新天地を探すことになるが、日本国内クラブも彼に関心を寄せている」と伝えていた。
するとキプロスメディア『goal』は12月22日に「彼は海外クラブからのオファーを待っているが、アポエルからのオファーも評価している。海外から魅力的なオファーが届かない限り、アポエル復帰の可能性は高まる」とリポート。『Protathlima』は「ソティリウはアポエルから10日以内に回答するよう求められている」と、アポエル復帰を迫られている現状を伝えている。
一方で選手本人は22日、キプロスのテレビ番組『サンデーナイト』に出演。話題が自身の去就に及ぶと、「すでにいくつかのオファーが届いている」とコメント。アポエル以外のクラブを新天地に選ぶ可能性を匂わせたが、日本で再びプレーする可能性には言及しなかったという。
現在31歳のソティリウは、ブルガリア1部ルドゴレツ時代に絶対的ストライカーとして活躍した後、浦和レッズからの関心が報じられる中、2022年8月に広島へ完全移籍。来日1年目にYBCルヴァンカップ決勝のセレッソ大阪戦で2ゴールを挙げ、優勝に大きく貢献も、2023シーズン以降は何度も負傷離脱。2024シーズンにリーグ戦25試合の出場で8ゴール2アシストをマークも、9月以降は元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアらにレギュラーの座を明け渡していた。
10月末時点では「欧州でのプレー再開を望んでいる」と報じられていたソティリウ。Jリーグ再挑戦の可能性も含めて、同選手の今後に注目が集まる。
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