
元イングランド代表でリバプール、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドのストライカーとして活躍したマイケル・オーウェン氏(2013年引退)が、12月21日に行われたプレミアリーグのマンチェスター・シティ対アストン・ヴィラ戦(1-2)で、シティのMFジャック・グリーリッシュにブーイングを浴びせたヴィラのファンに対し、痛烈な批判を展開した。
オーウェン氏は、SNSに長文のメッセージを投稿。イングランド代表のグリーリッシュが受けたブーイングについて「胃の底から気分が悪くなった」との思いを明かした。ブーイングを浴びせたヴィラのファンについて「恥を知るべきだ」と厳しく非難し、同クラブのアカデミーで育成され8年間にわたって貢献した選手に対し、もっと敬意を示すべきだと述べた。
グリーリッシュは2021年にヴィラからシティに移籍して以来、生まれ育ったヴィラのサポーターから継続的に揶揄されてきた。しかし彼は、シティのジョセップ・グアルディオラ監督の下でトレブルをはじめとする数々のタイトル獲得に貢献。一部のヴィラファンは、2024年にまだクラブでゴールを決めておらず、シティの大不振をこの試合でも変えることができなかったグリーリッシュを嘲笑した。ヴィラは勝ち点3を獲得し、結果的に”高笑い”する形となった。
29歳のグリーリッシュもまた、オーウェン氏同様に苛立ちを隠せなかったようだ。試合終了後、彼はシティのアウェイサポーターの一人に自身のユニフォームを手渡し、その後ヴィラ・パークの観衆に向けて3本の指を掲げるジェスチャーを見せた。この行動は、ヴィラを去った後にシティで3度のリーグ優勝を達成したことを示していると考えられている。
オーウェン氏は「彼にとって心が折れるようなものだったに違いない」とコメントし、グリーリッシュを嘲笑したファンの態度を強く非難した。
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