イラン代表FWシャハブ・ザヘディは、FIFA(国際サッカー連盟)の特別措置により、ウクライナ1部FCゾリャ・ルハーンシクとの契約が一時停止。アビスパ福岡との契約は2024年12月31日までだが、残留の可能性があるという。
2015年にドーピング違反で2年間の公式戦出場停止処分を科されたザヘディ。イラン1部ペルセポリスなどを経て、2024年3月に福岡へ移籍。デビューから5月18日のJ1第15節セレッソ大阪戦までリーグ戦12試合で6ゴールといきなり結果を残すと、6月4日に契約期間の延長が正式決定。シーズン後半はスタメン出場5試合とプレー時間を減らしたが、それでも3ゴールとスーパーサブとして存在感を発揮した。
多くの福岡サポーターから残留が期待されているザヘディの去就について、ウクライナメディア『インサイドUPL』は12月21日に特集。同選手とゾリャの契約期間が2026年6月まで残っていることを伝えた上で、「彼はゾリャに復帰するつもりはない」とリポート。福岡は期限付き移籍期間の延長、または完全移籍での獲得を視野にゾリャと交渉する可能性があるというが、契約内容の詳細には触れていない。
福岡の外国籍選手では、DFドウグラス・グローリが契約満了により退団。FWナッシム・ベン・カリファはコンディション不良によりリーグ戦2試合の出場に終わった一方、ブラジル人FWウェリントンは33試合の出場で3ゴールを挙げている。得点源であるザヘディの去就が、金明輝新監督体制におけるチーム編成に影響を与えそうだ。
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