多くのプロサッカー選手はキャリアを通じて500試合に出場するだけでも幸運とされる中、長い年月にわたり第一線で活躍し、1,000試合を超える出場数を誇る選手たちがいる。
ここでは、国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)のデータを基に、21世紀にトップレベルで公式戦1000試合以上出場した6人の選手を紹介する(2024年12月11日時点)。ビッククラブで活躍したスター選手たちは、この中に含まれているのだろうか?
なお、元イタリア代表のGKジャンルイジ・ブッフォン(2023年引退)、元イングランド代表のMFフランク・ランパード(2017年引退)、元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス(2015年引退)、元アルゼンチン代表のDFハビエル・サネッティ(2014年引退)、元スペイン代表のMFシャビ・エルナンデス(2019年引退)などの選手はキャリア通算で1000試合以上に出場しているものの、そのすべてが21世紀に行われた試合ではないため、このリストには含まれていない。
ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル)1034試合
現在も38歳でポルトガル1部のブラガに所属し現役を続けているMFジョアン・モウティーニョは、2004年のデビュー以来、驚異の1034試合に出場している。ポルトガル代表としても146試合に出場しており、歴代2位のキャップ数を誇っている。過去にウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(イングランド)やモナコ(フランス)で活躍した彼は、今年1月のポルト(ポルトガル)戦で1000試合目を迎え、現在も現役選手としてサッカーへの情熱を持ち続けている。
ダニエウ・アウヴェス(ブラジル)1056試合
「世代最高の右サイドバック」と評される元ブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスは、クラブと代表で通算1056試合に出場した。2008年にスペインのセビージャから強豪バルセロナへ、当時サイドバックとして世界最高額で移籍し全盛期を迎え、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3回 、ラ・リーガ6回の優勝に大きく貢献した。
また、ブラジル代表としては、2010年、2014年、2022年のFIFAワールドカップ(W杯)に出場。さらに2021年、東京オリンピックに出場するU-24ブラジル代表にオーバーエイジ枠で選出され、全試合にフル出場し、金メダルを獲得した。しかし、プライベートでは2024年2月、性的暴行で逮捕され、懲役4年半の判決を受けている。
ルカ・モドリッチ(クロアチア)1073試合
39歳となった現在もスペインの名門レアル・マドリードに在籍し、カルロ・アンチェロッティ監督の下で存在感を示しているMFルカ・モドリッチ。2008年から2012年までトッテナム・ホットスパー、2012年から現在までマドリードに在籍。2018年にはバロンドールも受賞し、同年のW杯では母国クロアチアを準優勝に導いた。その長期にわたる第一線での活躍は、研究に値するほどではないだろうか。
今2024/25シーズンもマドリードで全大会通じて先発や途中出場も含め全試合で活躍しているモドリッチ。クロアチア代表としても184試合に出場し、歴代最多キャップを誇る彼は「いつ引退するかはわからない」と2024年9月に語っており、「試合ごとに考える。情熱が消えたら引退する」と明かしている。この衰えない情熱は一体どこから湧き上がるのだろうか?
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