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ネタ・ラヴィがガンバ大阪残留へ「イスラエル復帰はまだ早い」と思うワケ

ネタ・ラヴィ 写真:Getty Images

 ガンバ大阪所属のイスラエル代表MFネタ・ラヴィが、自身の去就に言及。すでに残留の可能性が報じられているが、本人は2024年冬の母国復帰に否定的だという。

 同選手の去就を巡っては、イスラエルメディア『Sport5』は11月14日に「イスラエル1部マッカビ・ハイファFCがネタ・ラヴィの再獲得を望んでいる」と報道。「彼はイスラエルに戻ることを急いでいない。日本で契約満了となり、欧州挑戦を果たすかもしれない」と選手サイドの意向を伝えたほか、ハイファ復帰の場合に減俸が必至であるとの見解を示していた。

 しかし、イスラエルメディア『colbo news』は12月10日に「ネタ・ラヴィは数日以内に帰国予定。今の状況を踏まえると、2025年もG大阪でプレーする」「イスラエルへ戻る場合は税負担が大幅に軽減されるが、現時点では海外でプレーを続けるつもりだ」と、残留の可能性を報道。「1年の延長オプションが付いた3年契約、年俸はおよそ100万ユーロ(約1億6000万円)」とG大阪と同選手の契約内容も紹介している。

 残留報道後も、イスラエル国内でハイファ復帰の可能性が取りざたされているネタ・ラヴィ。12月18日に配信されたイスラエルのYouTube番組『キックトーク』で、こう語っている。

 「(今冬のイスラエル復帰は、)僕にはまだ早いような気がする。今の僕には、『さあ、今すぐイスラエルに戻ろう、マッカビ・ハイファのためにすべてを尽くそう』という気持ちはない。ここでキャリアを終えたいと思ったときに、そうなるだろう。イスラエルに戻ることは考えているけれど、今すぐ戻りたいとは思わない」

 「ここに戻って、以前のようにすべてのトレーニングに全力を尽くすことができないのは、僕にとってもマッカビ・ハイファにとっても健全じゃない。イスラエル国内クラブだと、マッカビ・ハイファが僕の獲得を望む場合に限り、僕はマッカビ・ハイファにしか行かないよ」

 現在28歳のネタ・ラヴィは、2023年1月にハイファからG大阪へ完全移籍。来日1年目の2023シーズンは、リーグ戦24試合でスタメン出場するなど、主力選手として活躍していた。しかし、2024シーズンはコンディション不良もあり、リーグ戦でのスタメン出場はわずか8試合。9月29日のトレーニングで左膝軟骨損傷という怪我を負って以降は、途中出場1試合にとどまった。