2022年度のバロンドーラーで、世界屈指の1人でもあるアル・イテハド(サウジアラビア1部)の元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(36)が現役引退を検討しているようだ。
下部組織から育ったオリンピック・リヨンでプロキャリアをスタートさせたベンゼマは、2009年にレアル・マドリード(スペイン1部)へ加入。卓越したボーロコントールとシュートバリエーションの豊富さを武器に長らくクラブの主力選手として活躍した。
なかでも、2017年夏にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが退団して以降はエースとしての地位を確立。クラブ歴代2位となる354ゴールを記録し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇など25個ものタイトルをもたらして2023年夏にクラブを旅だった。
その後、アル・イテハドに加わったベンゼマは在籍1年目こそ指揮官との衝突や練習欠席など問題を抱えていたが、2年目の今季はここまでリーグ戦10試合に出場して10ゴールを記録。スペイン『レレボ』によれば、2026年夏までアル・イテハドと契約を結んでいる同選手だが、来年の5月に現役を引退することを検討しているようだ。
そして、マドリードのフロンティーノ・ペレス会長と良好な関係を築くベンゼマは現役引退後にアラブ圏内を中心としたクラブのアンバサダーになることですでに合意しているとのこと。その一方で、アル・イテハドは契約満了となる2026年夏にスパイクを脱ぐと考えているものの、ベンゼマの年俸1億ユーロを節約できることから来年の引退も悪いことばかりではないと考えているようだ。
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