Jリーグ移籍情報を扱う匿名のSNSアカウントの存在を巡っては、以前から賛否含めて様々な意見が。『株式会社スポーツニッポン新聞社』の垣内一之氏によるXでの移籍情報投稿、ジャーナリストの竹中玲於奈氏による有料noteでの移籍情報販売が話題を呼ぶ一方、欧州の移籍情報を中心に扱うファブリツィオ・ロマーノ氏のコメントが反響を呼んでいる。
欧州を中心に世界の移籍市場について、独自に入手した情報を発信しているロマーノ氏は、12月15日放送の『ABEMAスポーツタイム』に出演。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF三笘薫(ブライトン)が移籍する可能性に言及したほか、移籍情報発信のあり方について「サッカーファンに課金をさせないのがモットーだ」と持論を展開している。
このロマーノ氏のコメントは、日本のサッカーファンの間で話題に。ネット上で「思い当たる人が…」「あの人のやり方はどうなの?」といった声が挙がっているほか、移籍情報の無料・有料の妥当性も議論の対象に。「一律有料の方がマシ」「スポンサーついているから、有料だと儲からない」という意見も見受けられる。
ネット上での移籍情報を巡っては、2022年7月に当時京都サンガに所属していたキュラソー代表FWクエンテン・マルティノスが「Jリーグの移籍情報・噂」というSNSアカウントにおける「今季限りで京都サンガを退団する」という内容の投稿に反応。
「私たち日本にいる外国人選手は神様ではありません。魔法が使えるわけではありません。できる限りのことをして助けようとしています。人々は私たちに求めすぎている気がします。これは私についてのフェイクニュースを流したメディアへのメッセージです。皆さん良い1日を」と、京都退団という情報がデマであることを強調していた。
また4万人以上のフォロワーを持ち、ユーザー名が『Marco Molla』である人物は、以前から正体不明だと話題に。浦和レッズを中心に、Jリーグクラブの情報を発信しているが、宇賀神友弥氏は2024年6月に「嘘なのかほんとなのかわからないけど、所属してる選手も知らない情報を持ってるこの人は誰なんだ? あのーあなた誰ですか?」と投稿していた。
ネット上での真偽不明な投稿が、選手本人に影響を与える可能性が以前から指摘されているだけに、ロマーノ氏の意見に反発するサッカーファンも一定数いるようだ。
コメントランキング