J2降格が決まった北海道コンサドーレ札幌は12月4日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が2024シーズン限りで退任すると公式発表。名古屋グランパス移籍が噂されているタイ代表MFスパチョーク・サラチャートの他に、韓国代表DFパク・ミンギュにも退団の可能性があるという。
現在29歳のパク・ミンギュは、2023年1月からおよそ1年半にわたり、韓国国軍傘下の金泉尚武でプレー。2024年7月に兵役期間を終えると、Jリーグ複数クラブからの関心が報じられる中、水原FCから札幌へ完全移籍した。
サイドバックやボランチなど複数ポジションをこなすだけに、8月10日のアビスパ福岡戦からリーグ戦全試合でスタメン出場し、好パフォーマンスを発揮しているパク・ミンギュ。10月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、およそ2年ぶりに韓国代表に招集されたことでも話題を呼んだ同選手は、札幌サポーターから絶大な支持を得ているが、クラブのJ2降格もあり去就不透明であるようだ。
韓国メディア『スポーツ朝鮮』は12月3日、韓国1部覇者である蔚山HDの補強戦略を特集。これによると、同クラブは元アルビレックス新潟所属選手であるDFイ・ミョンジェとの契約延長交渉が破談に終わった場合に備えて、パク・ミンギュと仁川ユナイテッド所属DFチェ・ウジンをリストアップしている模様。札幌、仁川ともに今季2部降格という結果に終わっただけに、いずれも獲得へのハードルは低いとみられる。
なおイ・ミョンジェは2014年に蔚山でプロデビューをスタート。同年6月に新潟へ期限付き移籍したが、J1リーグで5試合の出場に終わり、わずか半年で蔚山に復帰したが、その後は出場機会を確保。新潟在籍期間と兵役期間をのぞき、蔚山一筋のキャリアを歩んでいる。
パク・ミンギュ、サンチェスなど外国籍選手7名を擁している札幌。J2降格により補強予算の縮小は必至であるだけに、大幅なメンバーの入れ替えも想定される。
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