かつてジュビロ磐田、湘南ベルマーレ、アルビレックス新潟でプレーしていたDF大井健太郎が、イースタン・ライオンズSC(オーストラリア)と契約延長で合意に達した。
藤枝東高校で長谷部誠氏の後輩だった大井は、2003年に磐田へ入団。2011年に磐田から湘南へ期限付き移籍すると、翌2012年から4シーズンにわたり新潟でプレー。新潟でキャプテンを任せられるなど成長を遂げて、2015シーズン終了後に磐田へ復帰する。
2016年から7シーズンにわたり、磐田守備陣の中心選手として活躍していた大井。リーグ戦198試合の出場で15ゴールをマークしたが、2022年をもって契約満了により退団。2023年からヴィクトリア州2部リーグ所属のイースタン・ライオンズSCでプレーしている。
2024年5月14日に40歳の誕生日を迎えた大井だが、イースタン・ライオンズSCは11月20日に同選手との契約延長を公式発表。「Jリーグで輝かしいキャリアを持つ彼は、我々の守備陣に並外れた落ち着きとタフさをもたらしてくれる。彼のリーダーシップと前向きな性格は、クラブにとって非常に貴重だ。彼が守備の要であり続け、再び成功を収めることを期待している」と、日本人ディフェンダーの実績やメンタリティーを称えている。
そんな大井はサッカー選手として活動する傍ら、オーストラリア国内でサッカースクールを開講。公式サイトにて「自分が日本を飛び出てオーストラリアに来て感じた事は、世界は広く、可能性に満ちているという事でした。それと同時にもっと早く国外に目を向けていたら多くの事が学べたかもしれないな、という思いがわいてきました」
「この思いから、サッカーを通して日本とオーストラリアを繋ぐ架け橋となるようなサッカースクールを作り、両国の子供達に世界に目を向ける機会、世界を肌で感じる機会を多く提供していきたいと思い、Kentarohohi Soccer Schoolを立ち上げました」と自身の思いを綴っている。
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