ブラジル人FWアンデルソン・ロペスに今冬残留、浦和レッズ移籍の可能性が取りざたされるなど、外国籍選手の去就でも注目を集めている横浜F・マリノス。西野努氏の招へいにより補強計画の変化も予想される中、スウェーデン1部BKヘッケンに所属するチュニジア代表FWアモール・ラユーニの獲得に動いているという。
現在32歳の同選手は、身長191cmで右利きのウインガー。スウェーデン出身ということもあり、スウェーデンやノルウェー国内の複数クラブを渡り歩いているが、A代表はチュニジアを選択。2019年9月のデビューから9試合に出場しており、2024年11月のアフリカネイションズカップ予選で1年2か月ぶりに招集された。
またヘッケンには2023年7月から在籍。ペア・マティアス・ヘグモ氏(元浦和監督)から指導を受けたほか、一時期MFサミュエル・グスタフソン(現浦和所属)とチームメイトだったが、2024シーズンはリーグ戦30試合中16試合のスタメン出場で6ゴール2アシストをマーク。UEFAチャンピオンズリーグ予選、UEFAヨーロッパリーグ予選でもゴールを決めるなど、欧州の舞台でも存在感を発揮している。
スウェーデンメディア『FotbollDirekt』が12月3日に伝えたところによると、ヘッケンとの契約が2026年12月まで残っているラユーニには横浜FM、ニューヨーク・シティ、メルボルン・シティとシティ・フットボール・グループ(CFG)傘下の複数クラブが関心。すでに交渉が進んでいる可能性があるほか、スウェーデン国内の複数クラブも同選手の獲得に興味を示すなど、争奪戦は避けられない模様。移籍金は500万スウェーデンクローナ(約6800万円)にのぼる可能性があるという。
なお同メディアは、ラユーニのプレースタイルについて「マンチェスター・シティ所属FWアーリング・ブラウト・ハーランドを上回る欧州で最速の選手だ。最高速度は時速36.2km/h」と、スピードスターとしての一面を紹介している。
なお横浜FMは11月3日、西野氏が2025シーズンよりスポーティングダイレクターに就任すると発表。西野氏は2024シーズン途中で浦和のテクニカルダイレクターを退任しているが、浦和は2023シーズン終了後にグスタフソンを獲得したほか、ヘグモ氏を招へいしている。『FotbollDirekt』の報道内容が事実だとすれば、横浜FMの補強戦略に西野氏の考えが反映された可能性も考えられる。
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