Jリーグ 移籍

Jリーグで玉突き移籍発生?今オフ移籍の可能性があるGK8選

小島亨介 写真:Getty Images

小島亨介(アルビレックス新潟)

5人目は小島亨介だ。身長183センチとGKの中では決してサイズのある方ではないが、抜群の反射神経を生かしたシュートストップに加えハイボール処理に長けているプレーヤーだ。2019年に当時J1の大分トリニータでプロキャリアをスタートさせると、翌年アルビレックス新潟(当時J2)に期限付きで移籍し1年目は22試合に出場。2022年に完全移籍すると正GKとして台頭し、チームをJ1昇格へと導いた実績を持つ。国際試合の経験も豊富で、U-16日本代表を皮切りに各年代で代表に選出されている。2017年にはFIFA U-20ワールドカップ、A代表では2019年にコパ・アメリカ、EAFF E-1サッカー選手権大会にも召集されている。

昨シーズンはJ1のセーブポイントで3位の小島。チームへの貢献度を物語っている。GK編成に不安を抱える名古屋や浦和レッズなど、J1チームがオファーに乗り出す可能性が高そうだ。

  • 生年月日:1997年1月30日(27歳)
  • 今季出場数:リーグ戦32試合

阿部航斗 写真:Getty Images

阿部航斗(アルビレックス新潟)

6人目は小島と同じアルビレックス新潟から阿部航斗を挙げる。高いビルドアップ能力を武器としており、現状新潟GKの2番手として出場機会を窺っている。11月2日に行われたYBCルヴァンカップ決勝(対名古屋グランパス戦3-3、PK4-5)では、スタメンで出場するも自身のミスで先制点を献上。その後も決着がつかずPK戦へ。しかし1本も止めることが出来ず、新潟に初タイトルをもたらすことは出来なかった。

今オフは前述の小島にも注目だが、阿部へのオファーも決して少なくないだろう。しかし、アカデミー時代から新潟一筋の阿部としては、同クラブで活躍したい気持ちも人一倍強いと思われる。

  • 生年月日:1997年8月1日(27歳)
  • 今季出場数:公式戦15試合(リーグ戦5、ルヴァンカップ8、天皇杯2)

藤田和輝 写真:Getty Images

藤田和輝(ジェフユナイテッド千葉)

7人目は、今季アルビレックス新潟からJ2のジェフユナイテッド千葉へ期限付き移籍中の藤田和輝を挙げる。藤田は2019年に当時J2だった新潟でプロキャリアをスタート。2020年には一時ビルドアップ能力を武器に正GKとしてレギュラーの座を掴むも翌2021年は出場機会が激減。2022年からは栃木SC(J2)へと期限付き移籍し、2023年は正GKとしてチームのJ2残留に貢献した。

千葉に活躍の場を移した今シーズン序盤はスタメンの座を掴むも次第に出場機会は減り、第27節のいわきFC戦(0-3)で敗れてからリーグ戦での出場は一度も無かった。来季、千葉でのレンタル延長は考えにくく、新潟に復帰するか否かは前述の小島、阿部の去就次第か。獲得に手を挙げるJ2クラブは多そうだ。

  • 生年月日:2001年2月19日(23歳)
  • 今季出場数:公式戦25試合(リーグ戦24、天皇杯1)

ヤン・ハンビン 写真:Getty Images

ヤン・ハンビン(セレッソ大阪)

ラスト8人目はセレッソ大阪のヤン・ハンビンを挙げたい。195センチの長身を生かしたハイボール処理やセービング能力に優れており、移籍した昨シーズンはJ1で13試合に出場したが、今シーズンは同じ韓国籍のGKキム・ジンヒョンの影響もあり出場機会が激減。カップ戦わずか3試合のみの出場となっている。

韓国の名門FCソウルで守護神を務めたこともあるヤン。その実力は申し分ない。GKの玉突き移籍が考えられる今オフでの人気株となり得るだろう。

  • 生年月日:1991年8月30日(33歳)
  • 今季出場数:ルヴァンカップ3試合

8名のなかに、期限付き移籍中の藤田を含め新潟に籍を置く選手が3名。何れも代表経験がある実力者揃いだ。それだけ新潟のGK層がとてつもなく厚いということだろう。今オフGK玉突き移籍が起こった場合、新潟にオファーが殺到することが予想される。ほかの選手も含め、例年以上にGKの移籍市場が盛り上がりそうだ。

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名前:Yusuke Sueyoshi
趣味:スポーツ観戦(野球、サッカー)、サウナ、ジム
好きなチーム:北海道コンサドーレ札幌、ジェフユナイテッド千葉、バルセロナ
初めまして。Yusuke Sueyoshiと申します。
普段は医療機関に勤めており、整形外科分野を中心に携わらせていただいております。
幼少期からサッカーは観てきましたので、私ならではの視点から皆様に情報を発信していきたいと考えておりますので何卒宜しくお願いいたします。

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