Jリーグ 東京ヴェルディ

東京V時代に「頭蹴飛ばされた」現役Jリーガー激白!パワハラ批判に言及も

東京ヴェルディのゴール裏 写真:Getty Images

 横浜F・マリノス所属GKポープ・ウィリアムが、東京ヴェルディ時代を回顧。下部組織所属選手としてトップチームの練習に参加した時の出来事を明かしたほか、現代のパワーハラスメント(パワハラ)行為を巡る世論に言及している。

 同選手は中学時代から東京Vの下部組織でプレー。2013年にトップチームへ昇格したが、FC岐阜へ期限付き移籍するまでの3年間でリーグ戦1試合の出場に。東京V退団後も川崎フロンターレ、大分トリニータで出場機会に恵まれなかったが、ファジアーノ岡山時代の2020シーズンにJ2リーグで40試合に出場したのを機に、大分、町田ゼルビア、横浜F・マリノスで活躍している。

 そんなポープは、2012年に東京VでプレーしていたMF島川俊郎(現台中FUTURO)と対談。対談の様子は島川のYouTubeチャンネルで11月29日に公開されているが、その中でポープは高校1年生で東京Vトップチームの練習に初めて参加した時の出来事を語っている。

 「ブルブル足を震わせながら、『ユースから来ましたポープです。よろしくお願いします』と言ったら、〇〇さんが怖い顔で、みんなの前で『お前、何言っているのか聞こえねえぞ 。やり直せよ』と。まわりは笑って、面白がっている」

 「練習中に〇〇さんからバカどやされたり。普通にGKと1対1みたいになって、ボールをバッととって。全然余裕あってジャンプして越えられるのに、頭蹴飛ばされたりした」

 こうした行為は、現代社会ではパワハラに当たるとして問題視されることが一般的だが、島川氏は「それは違うって言われるかもしれないけど、そうなんだよね」と、サッカー界の厳しさに言及。ポープも「住む世界で基準が変わってくる」と持論を述べた上で、「当時のヴェルディはそういう感じ。今の俺らは面白い話として、美談として話せる。でも時代が違いすぎる。本当にかわいい話でそれなので。もっとえげつない話めちゃくちゃある」と語っている。