サッカー日本代表「森保ジャパン」は、11月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対インドネシア代表、中国代表)でいずれも勝利。28日発表予定のFIFAランキングで15位をキープする見込みであるが、ドイツ代表や韓国代表が北中米W杯でポット2のボーダーラインに位置している。
世界中のクラブや代表チームのランキングを扱う『フットボール・ミーツデータ』によると、日本は11月発表のFIFAランキングでも15位に。前月につづき、W杯開催国のメキシコ、アメリカ、カナダを上回るという。一方の韓国は格下のパレスチナ(100位)に引き分けたこともあり、前月から2つ順位を下げて23位となっている。
北中米W杯では出場枠が「48」に拡大。1ポットあたり12チームという構成になるが、開催国のカナダ、アメリカ、メキシコはポット1に入る。また3か国ともに11月時点でも13位以下であるため、FIFAランキング上位9か国がポット1に入ることが濃厚だ。
こうした状況を踏まえると、ポット2入りの条件として「FIFAランキングで23位以上、10位以下」が考えられる。『フットボール・ミーツデータ』もこの条件等に従って、ポット1~4に入る代表チームを紹介。いずれの予選も終了していないだけに、予選敗退で本大会に進めない代表チームが出る可能性もあるが、同メディアのポット分けによると、韓国はポット2の中で最下位に。11月時点で24位エクアドルに25ポイント差をつけているとはいえ、最終予選残り4試合やその後の親善試合の結果次第ではポット3に転落というケースもある。
また欧州勢に目を向けると、2022年のカタールW杯から2度日本に敗れているドイツは10位と、11月時点では惜しくもポット1入りならず。上位のフランス、スペイン、イングランド、ポルトガル、オランダ、ベルギー、イタリアが予選を勝ち抜いた場合、北中米W杯のグループリーグで日本と対戦できない可能性がある。
カタールW杯で強豪ドイツ、スペインから金星を挙げ、森保監督のもとアジアで圧倒的な結果を残している日本と、監督人事で混迷を深めて格下相手の取りこぼしが目立っている韓国。W杯ポット分けでも、両国代表の運命が分かれるかもしれない。
==========
『フットボール・ミーツデータ』紹介の北中米W杯ポット分け
【ポット1】
アメリカ、メキシコ、カナダ(開催国)
アルゼンチン、フランス、スペイン、イングランド、ブラジル、ポルトガル、オランダ、ベルギー、イタリア
【ポット2】
ドイツ、ウルグアイ、コロンビア、クロアチア、モロッコ、日本、セネガル、イラン、スイス、デンマーク、オーストリア、韓国
【ポット3】
エクアドル、オーストラリア、エジプト、パナマ、アルジェリア、コートジボワール、カメルーン、チュニジア、パラグアイ、コスタリカ、イラク、南アフリカ
【ポット4】
ウズベキスタン、ジャマイカ、UAE、ヨルダン、ガーナ、ニュージーランド、ギリシャ、セルビア、ノルウェー、ウクライナ、ベネズエラ、マリ
==========
コメントランキング